中学英語、復習のポイントを確認しよう

高校受験を目指す上で、避けて通れないのが英語です。英語は主要教科のひとつであり、学力試験のある入試であればほぼ間違いなく必要な教科です。

一方、英語は他の科目に比べ受験対策がとりにくい教科でもあります。その場の読解力を問われる長文問題が多く、「これだけやればすぐに点が伸びる!」という即効性のある対策が難しいからです。

しかし、きちんとポイントをおさえて勉強すれば、英語の点数は確実に伸びます。そのポイントの一部を確認していきましょう。

 

文法事項は、例文で覚えよう!

まず、文法面での対策です。

高校受験までに学ぶ主な文法事項は、

・時制(現在形・過去形・未来形)

・進行形(現在進行形・過去進行形)

・助動詞(can=be able to・may・must=have to・shouldなど)

・接続詞(and・but・or・because・when・if・thatなど)

・There is/are~の文(~がある、いる)

・文型(give+人+物、call+A+Bなど)

・不定詞(to+動詞の原形、~すること・~するための/べき・~ために・~して)

・動名詞(~ing、~すること)

・比較(比較級・最上級)

・受動態(be動詞+過去分詞、~される)

・現在完了(have+過去分詞、~してしまった・ずっと~している・~したことがある)

・疑問詞+不定詞(how to+動詞の原形など)

・It is 形容詞 to+動詞の原形(~することは◯◯だ)

・間接疑問文(疑問詞+to+動詞の原形)

・分詞の形容詞的用法(名詞+~ing/~ed)

・関係代名詞(主格・目的格)

といったところです。それぞれの事項について、例文を思い浮かべ、紙に書いてみましょう。何も見ずに書ければ大丈夫ですが、例文が思い浮かばない文法事項については要復習です。この場合、教科書や参考書の例文を覚えるようにしていくと、英作文などの問題にも対応できるので効果的です。

 

読解力アップには、単語力の増強と速読訳のマスターを!

一方、長文読解については、まず単語力の増強に努めましょう。具体的には、市販の単語帳を購入するのもひとつの手です。あるいは、長文問題集の文中で出てきた意味の分からない単語を白紙のノートや単語カードにメモし、自分だけの単語帳をつくっていくのも有効です。

そして、普段から長文を簡単な日本語にしていく練習も必要です。英文を前から日本語にしていく、いわゆる『速読訳』の練習をしてみましょう。きちんと整った日本語にする必要はありませんが、英文を前から読み下していく感覚を身につけていくことで、素早く英文の内容を読み取れるようになります。

たとえば、「I was studying English when she called me.」という文は、速読訳では「私は勉強していた/英語を/~とき/彼女が電話した/私に」といった訳し方になります。もちろん、「下線部を日本語にしなさい」という和訳の問題ではきちんとした語順の日本語にしなければなりませんが、ただ読み進めるだけなら速読訳のほうがはるかに高速で読解を進められます。ぜひ、問題集などを使って速読訳の練習をしてみてください。