忙しい毎日の中でも、勉強の質・量を確保するためには?

中高生の多くは部活動やスポーツなどのチームに所属しています。そのため、学校以外にも部活動などで時間を取られ、どうしても勉強時間が少なくなりがちです。特に、強豪チームに入っている人は土日も毎週のように練習や大会があり、家に帰ればぐったり…… という『部活漬け』の生活になってしまうことがよくあります。

 

しかし、いくら部活が忙しいからといって勉強しなくていいわけではありません。中学生の場合、成績が悪いと内申点で不利になり、高校受験に影響が出ます。高校生の場合はもっと深刻で、定期テストで点数が悪いと追試や補習となり、部活にも出られなくなることがありますし、最悪の場合、進級すらできなくなります。もちろん、部活にかまけて勉強しないと大学受験に悪影響を及ぼします。

 

そこで、忙しい毎日の中でも勉強の質・量を確保するコツをまとめてみました。心当たりがある人は、明日から改善してみましょう!

 

コツ① 『毎日家庭学習』の習慣づけを!

部活生が陥りやすいワナのひとつが、「部活が生活のすべて」となってしまうことです。しかし、部活は人生のすべてではありません。プロ選手になれるごく一部の人を除いては、いずれスポーツや文化活動以外の仕事に就くことになります。そして、そうした将来の進路決定には勉強が不可欠です。

 

そこでまず、部活がどんなに忙しくても、家で過ごす時間の中に勉強時間を意識して組み込むようにしましょう。「将来のためには勉強しなくてはいけないんだ」という意識づけを普段の生活で行っておくことで、絶対的な勉強時間が確保できるのはもちろん、部活を言い訳にしない態度を養成するのにも役立ちます。

 

コツ② 『身近な手本』を見つけよう

あなたの周りには、部活も勉強も手を抜かず、文武両道を実現している人がきっといるはずです。そうした『身近な手本』になる存在を意識し、真似られるところは積極的に真似て、自分を高めていきましょう。

 

中高生に多いのが、「周りが勉強しないから自分も勉強しない」という言い訳です。裏を返せば、普段勉強しない人は勉強しない人同士でグループを組みたがる傾向にあります。この状態に長く浸かってしまうと、怠けグセがつき、非常に危険です。

 

実は、進学校の多くが文武両道を推進するのもこれと関係があります。部活も勉強もがんばる人がクラス内に多ければ、自然とクラスの雰囲気がよくなり、上を目指すいいムードができるので、結果として進学実績も向上するのです。ぜひ、クラスや部活の中から『身近な手本』を見つけてください。

 

コツ③ 睡眠時間を確保して授業に集中!

意外と忘れがちなことですが、内申点を確保する上でも、受験への基礎力をつける上でも、最も重要なのは学校の授業です。部活生によくみられるのが「部活で疲れて睡眠不足、学校の授業中に寝てばかり」という人。しかし、このような人は非常にもったいないです。

 

どんなに忙しくても、睡眠時間を削るのはおすすめしません。睡眠の確保は最優先事項だと思ってください。睡眠時間・勉強時間・身支度の時間以外に、削れる時間があるはずです。1日最低でも6時間程度の睡眠を確保して、授業中の集中力を維持できるようにしたいものです。

 

いかがでしょうか? 改善できる点からひとつひとつ取り組んでいけば、きっと今まで以上に部活と勉強の両立がうまくいくようになるはずです。ぜひ、参考にしてみてください!