一人ひとり異なる入試日

受験では、入試本番までにどれだけ学力を高め、そして当日にどれだけ力を出せるかが勝負の分かれ目です。しかし、入試日はどの学校を受験するかによって一人ひとり異なります。そこで、受験生はそれぞれ自分の入試スケジュールを把握し、入試までの計画を自ら立てて勉強に取り組んでいかなければなりません。

 

スケジュール管理も受験のうち!

また、入試日まで、勉強さえしておけばいいというものでもありません。受験生には、勉強以外にもやることがあります。受験生には、受験に関連した様々なスケジュール管理も求められるのです。

当然のことながら、入試には出願が必要です。決まった期間内に書類をそろえ、受験料を納めなければ受験はできません。また、複数の学校を受験する場合には、出願締切・受験日などの管理もそれだけ大変になりますし、首尾よく合格できた後も、どの学校に入学手続をするか考えなければなりません。

 

自分だけの『受験カレンダー』をつくろう

そこでおすすめしたいのが、自分だけの『受験カレンダー』をつくることです。自分の受験スケジュールを自分で書き込み整理することで、一人ひとり異なる受験スケジュールを把握し、トラブルを未然に防ぐことができるようになります。

必要なのは、日付の入った手帳です。情報をたくさん書き込めるよう、できるだけ大きめのものを用意するとよいでしょう。また、月ごとのカレンダーがあるもののほうがスケジュールを管理しやすくなります。

 

受験スケジュールを書き込んで整理

手帳を用意したら、まずは志望校に関するスケジュールを書き込みます。試験日はもちろん、出願期間、合格発表日、入学手続の締切日、あるいは入試説明会やオープンキャンパスの日なども記入しておきましょう。受験校が複数ある場合は、学校ごとにペンの色を変えて書くと、より分かりやすくなります。

書き込んだら、受験校ごとに試験日まで何日あるかを逆算してみましょう。大学・専門学校入試のように受験校によって試験科目が違う場合は、特にこの作業が重要です。たとえば、センター試験・二次試験と科目も試験内容も全く異なる2種類の入試を受けなければならない国公立大学入試の場合、センター試験対策にあと何日、二次試験対策にあと何日使えるのかを分けて把握しておくべきです。センター試験直前の12月~1月前半はセンター試験対策に集中することになるので、その期間を除くと二次試験対策ができるのはあと何日か、手帳を使って把握しておくのです。そして、「この日からはセンター対策に集中!」という日を決め、その前日までを二次試験対策の仕込み期間にするとよいでしょう。

 

必要な情報は手帳に集約!

書き込むだけでなく、必要な情報をプリントアウトして手帳に貼り付けておくと、手帳に情報が集約でき、さらに使いやすい手帳になります。

たとえば、受験校の入試要項など入試関連のデータなどは、受験までに何度も確認することになります。手帳サイズに縮小コピーして貼り付けておけば、必要になるたびにいちいちホームページや入試要項の冊子などを開く必要がなくなるので、時間の節約になります。

こうした工夫をしながら、自分の受験スケジュールを管理してみてください!