推薦・AO入試の合否判断基準とは?

推薦・AO入試は、「どうすれば合格できるの?」という合格基準がわかりにくいものです。そもそも一般入試と違って、入試問題もあまり公開されていませんし、教科の勉強のように決まった正解があるわけでもありません。では、いったい何を目標にして対策を立てればいいのでしょうか。

 

推薦・AO入試の基準となるアドミッション・ポリシー

しかし、推薦・AO入試にも、受験生にとって基準になるものはちゃんとあるのです。

それは『アドミッション・ポリシー』です。日本語に直せば、『入学者受け入れ方針』といったところでしょうか。これは、学校側が受験生に対して行う、「こんな学生・生徒を求めています」というアピールともいえます。

 

推薦・AO入試では、学校側はこのアドミッション・ポリシーをもとにして受験生を評価し、合否の判定を行います。つまり、アドミッション・ポリシーに合う学生・生徒は学校側から高い評価を得やすいということになります。

 

募集要項やホームページをチェック!

さて、このアドミッション・ポリシー、どこに書いてあるのでしょうか。通常、アドミッション・ポリシーは学校が発行する入学者募集要項に記載してあります。また、近年はどの学校もホームページでの情報発信に力を入れているので、ホームページ上でアドミッション・ポリシーや求める学生像を明らかにしている学校も多くみられます。

 

特に、ホームページにはアドミッション・ポリシーに加え、学校・学部・学科の特徴や強み、さらには「こんな学生・生徒に来てほしい!」というメッセージなども載っていることが多いので、推薦・AO入試対策には非常に役立ちます。

 

アドミッション・ポリシーから入試対策を考える

ということで、推薦・AO入試の受験を考えている人は、まずは募集要項・ホームページなどで受験したい学校のアドミッション・ポリシーを確認することから始めてみましょう。その学校がどんな学生・生徒を求めているかのヒントが見つかるはずです。

 

そして、早いうちから志望校のアドミッション・ポリシーに合わせた対策を練っていくのがいいでしょう。アドミッション・ポリシーを覚えるぐらい熟読し、学校が求める能力・意欲と自分の現状を比較した上で、自分の『ウリ』をつくっていくのです。

 

国際関係の学部なら留学やボランティア活動の経験があったほうが有利でしょうし、生物系の学部なら生物オリンピックにチャレンジしてみるのもアリです。また、小論文の対策を練る上でも、アドミッション・ポリシーには創造性や論理的思考力など学校が求めるポイントが書かれているので参考になります。

 

アドミッション・ポリシーをヒントに、早いうちから志望校合格の作戦を練っていきましょう!