問題集でよく見るあの高校、どんな学校?

高校入試用の問題集を解いていると、よく問題の後に(◯◯高)と全国の有名高校の名前が記されています。問題集に載るような高校はどこも難関校ばかり。そんな難関校の問題が解けたときは嬉しいものです。しかし、得てしてどこにある学校か知らないまま解いていることもあるのではないでしょうか。そこで今回は、問題集によく取り上げられている高校を中心に、全国の有名校を集めてみました。

 

・筑波大附属、筑波大附属駒場

どちらも東京にある、言わずと知れた国立の超難関校です。「つくふ」と略される筑波大附属は文京区大塚、「つくこま」とよばれる筑波大附属駒場は世田谷区の池尻にあります。両校とも全国の偏差値ランキングでも開成や灘などと並んでほぼトップにランクされる学校で、当然のように毎年東大などの超難関大学にたくさんの合格者を出しています。なお、筑波大附属は共学、筑波大附属駒場は男子校です。

 

・都立国立

国立の両校のあとに紹介すると余計にわかりにくいのですが、東京の国立市(くにたちし)にある「とりつくにたち」高校です。入試問題で「都立なの?国立なの?」と不思議に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。近年改革が進み、復権を果たした都立高校の中でも日比谷・西と並ぶトップ校とされています。かつては英・数・国の入試問題を自校で作成していましたが,2014年度からは日比谷・西などと同じグループで問題作成を行っています。

 

・須磨学園

神戸市にある文武両道の難関校です。駅伝などスポーツの強豪校としても知られていますが、密度の濃い学習指導で医・歯・薬学部や東大・京大など難関大へ多数の卒業生を送り出しています。また、2010年から全生徒に制服ならぬ「制携帯」を配布し、携帯電話を禁止するのではなく、学校のコントロールのもとに活用していくことにも取り組んでいます。

 

・済々黌

全国の高校の中でもかなりの難読校名です。「せいせいこう」と読みます。熊本市にある県立高校で、明治時代以来の歴史を持つ県下有数の進学校です。黄色がスクールカラーになっていて、制服や制帽、校舎などに黄色の線が使われているほか、野球部が甲子園に出場した際にはアルプススタンドを黄色に染める応援が話題になりました。