定番の資料読解問題に役立つランキング

地理の入試問題でもはや定番となっている資料の読み取り問題。基本的には、資料の中から情報を拾い出して解答していく問題ですが、中には覚えていないと答えられないデータも存在します。

今回は、そんなデータの中から、日本に関して特に重要なものをランキング形式でご紹介していきます。ぜひ、入試問題を解くのに活用してください!(出典:『日本国勢図会 2014/15』)

 

まずは、都道府県の面積(2013年10月1日現在)のランキングです。

 

・面積が広い都道府県

1位 北海道 78,421㎢(北方領土を含まず)

2位 岩手県 15,279㎢

3位 福島県 13,783㎢

4位 長野県 13,562㎢

5位 新潟県 12,584㎢

 

北海道が他の都府県に比べ、圧倒的に広いことがわかります。「最も広い都道府県は?」との質問に、ほとんどの受験生が解答できるため、「日本で2番目に広い都道府県は?」という問題もよく出題されるので要注意です。

 

・面積がせまい都道府県

1位 香川県  1,877㎢

2位 大阪府  1,901㎢

3位 東京都  2,189㎢

4位 沖縄県  2,277㎢

5位 神奈川県 2,416㎢

 

実は、かつては大阪府が面積最小の都道府県だったのですが、大阪湾沿岸の埋め立てが進んで面積が増えたことなどで順位が入れ替わりました。

 

次は、人口に関するランキングです。

 

・人口が多い都道府県(2013年10月1日現在)

1位 東京都  1,330.0万人

2位 神奈川県  907.9万人

3位 大阪府   884.9万人

4位 愛知県   744.3万人

5位 埼玉県   722.2万人

 

首都圏への人口集中の流れを受けて、東京都をはじめ首都圏に属する県の人口が多くなっています。日本の人口は約1億2,700万人(2013年)なので、日本の人口の1割以上が東京都に集中していることになります。

 

・人口が多い市(2013年3月31日現在)

(東京23区)  896.7万人

1位 横浜市  370.8万人

2位 大阪市  266.3万人

3位 名古屋市 224.8万人

4位 札幌市  192.0万人

5位 神戸市  155.5万人

 

東京23区に人口が集中していることがわかります。しかし、東京23区は市ではないので、『人口が最も多い市』の場合は横浜市になります。注意しましょう。

 

最後にもう1つ、外国人に関するランキングをご紹介します。

 

・国籍別在留外国人数の割合(2012年末現在)

1位 中国     32.1%

2位 韓国・朝鮮  26.1%

3位 フィリピン  10.0%

4位 ブラジル   9.4%

5位 ベトナム   2.6%

 

かつては韓国・朝鮮人の割合が最も多かったのですが、1990年代以降中国人の割合が急増しています。また、ブラジル人は自動車工場などで働く人が多く、かつては約15%を占めていましたが、2008年のリーマンショックにともなう製造業の不況のあおりを受け、同年以降は減少傾向にあります。

これらのデータは、いずれもよく入試問題で見かけるもの、あるいは入試問題のベースになっているものばかりです。ぜひ覚えて、点数アップに役立ててください!