周囲の友達やクラスメイトが勉強に影響する

中高生は、よくも悪くも周囲の人に影響を受けやすいものです。周囲にどんな人がいるかによって、性格や考え方、あるいは行動のしかたなどもガラッと変わってきます。

勉強においても同じことがいえます。日々の勉強も、定期テスト前の勉強も、そして受験勉強も、周囲にいる人の影響を大きく受けます。特に、周りに流されやすい中高生にとって大きいのが友達やクラスメイトの影響です。あなたの周囲の友達やクラスメイトは、あなたの勉強にどんな影響をもたらしているでしょうか? 少し考えてみてください。

 

勉強に向かうも遊びに走るも友達次第

たとえば、定期テスト前にもかかわらず遊びに出かけてしまう人たちがいます。この人たちは、互いに悪い影響を与え合っていることになります。逆に、周囲がみな勉強に一生懸命だと、その影響で自然と自分も勉強しないといけないという気持ちになります。これは、周囲からいい影響を受けている例です。

このように、中高生は、周囲の友達やクラスメイト次第で、自分が勉強に向かうか遊びに走ってしまうか変わりやすいのです。つまり、一生懸命勉強に取り組む気持ちになるかどうかは、周囲の友達やクラスメイトによるところも大きいのです。

 

周囲に流されていないか振り返ってみよう

「成績が下がってきて、勉強しないとヤバい……」「そろそろ受験モードに入らなきゃいけないのに、なかなか踏ん切りがつかない」という人は、まずは自分が周囲に流されてだらだらしたり遊びに走ったりしていないか振り返ってみましょう。共になまけて遊びに走る関係は、そのときは楽で居心地のいいものかもしれませんが、長期的に考えるとお互いのためになりません。どこかで自分を律し、流されないようにする覚悟が必要です。

 

「互いを高め合える関係」を築こう

もう一つ心がけたいのは、周囲の友人やクラスメイトと「互いを高め合える関係」を築くことです。

スポーツと同じで、勉強の上でもライバルは存在します。しかし、スポーツでも勉強でも、本当に勝つべき相手はライバルではなく、ついなまけたくなる弱い自分です。周囲の友人やクラスメイトたちは、同じようにつらい勉強に取り組む仲間でもあります。

そして、その仲間たちと励まし合い、時に勉強を教え合ったりすることは、互いの精神的な支えとなり、弱い自分に打ち勝つ原動力が生まれます。仲間が一生懸命頑張っている姿を見ることで自分も刺激を受け、それと同じように自分が一生懸命勉強に取り組む姿も同じように周囲によい影響を与えるのです。

よく「受験は団体戦」と言われますが、周囲の人たちとこのような「互いを高め合える関係」を築けると、特に長期間勉強を続けなければならない受験勉強において大きなプラスになります。これから受験生になる人は、ぜひ友達やクラスメイトと「互いに高め合える関係」を目指してみてください!