定期テストの点数を上げたいなら、テスト勉強の改善から

定期テストで高得点をとるには、事前にしっかりとテスト勉強をして、万全の準備で臨むことが不可欠です。しかし、実際にはテスト前の準備が不十分な人も少なくありません。そして最も怖いのが、自分のテスト勉強が不十分であることに気づいていない人です。

定期テストの点数を上げたいなら、まずテスト勉強のやり方から変えるべきです。

そこで今回は、定期テスト前のテスト勉強について、よくある改善点をまとめてみました。ぜひ、参考にしてみてください。

 

絶対的な勉強時間を増やす

まず、勉強時間を増やすことから始めましょう。テスト1週間前にもなって1日の家庭学習時間が1時間だとしたら、いくらなんでも少なすぎます。

中学生の1日の家庭学習時間の目安として、よく「学年+2時間」ということが言われます。つまり、中1=3時間、中2=4時間、中3=5時間ということですが、定期テスト前になると、中1・中2についてはこれでも少ないのではないでしょうか。

近年の学校での学習内容を見ていると、テスト前1週間は1日5時間ぐらい勉強をすると、初めてテスト範囲全体の十分な復習ができると思います。特に、副教科のテストも行われる期末テスト前は、十分な勉強時間を確保しておきたいところです。

また高校生、特に進学校に通う生徒については、中学生よりさらに科目・学習量が増えるため、家に帰ってから寝るまでの時間をほとんどテスト勉強にあてるぐらいでないと、勉強量が不足する傾向にあります。

 

テスト勉強のスタートを早める

「それでも勉強時間が足りない」という人や、「1日の中でそんなに勉強時間を作れない」という人は、テスト勉強のスタートを早めましょう。テスト2週間前ぐらいから、テスト範囲になりそうな単元を少しずつ復習していくことで、テスト直前の負担を減らすことができますし、結果的に他の人より学習時間を多く確保できるので、成績を上げる点でも有利です。

 

実際に勉強した内容を「見える化」する

よく「テスト前には学習計画を立てよう」と言われます。もちろん計画を立てるのは重要ですが、それに負けず劣らず重要なのは、実際に勉強した内容を記録すること、つまり「学習内容の見える化」です。

これは、二つの点で効果的です。まず、学習計画を修正する際に必要となります。

学習計画を立てても、その通り学習が進むことはまれで、実際には様々な要因によって学習計画を修正していく必要が出てきます。その際に重要なのは、実際に何をどこまで学習できたのか確認できるようにしておくことです。そのために、実際に勉強した内容を目に見える形で記録に残しておくのが有効なのです。

そしてもう一つは、「勉強した実感」を得るためです。勉強した内容を文字にすることで、自分の努力を見て実感し、テスト前の不安な気持ちを「これだけ勉強してきたのだから大丈夫」と落ち着かせることができます。もちろん、たくさん勉強していればいるほど、自分を安心させる効果も高まります。ぜひ、試してみてください!