英語の勉強量は、受験生によって大きな差が!

英語は大学受験生にとっての最重要科目です。センター試験受験者の約99%(平成26年度)が英語を受験し、私立大受験でもほとんどの場合で英語が受験科目になります。受験生の中で英語が必要ないという人を探すのはかなり難しいのではないでしょうか。

しかし、英語に対する姿勢や勉強量には、受験生によってかなりの差があります。自分では勉強しているつもりでいても、他の受験生と比べるとまだまだ甘い……ということもよくみられます。

実は、受験生が英語をどれだけ勉強しているかは、あるモノを見れば一目瞭然です。果たして、それは何でしょうか?

 

大学受験に必須の英単語帳

答えは、受験生の必携アイテム『英単語帳』です。

英単語帳なしに大学受験レベルの英語力を身につけることはまず不可能です。英単語をひたすら丸暗記することに批判があることも事実ですが、単語の意味が分からないと長文が読めないのはもちろん、文法問題も解けません。そのため、大学受験を乗り越えるには、英単語帳を使い、日々コツコツと単語力を鍛えていくことが不可欠といえます。

 

英語の勉強量が足りないのは、英単語帳でバレる

というわけで、英語に対する姿勢の差は、英単語帳の使い込み具合に現れてきます。

英語の勉強がおざなりになっている受験生の単語帳を見てみると、見た目は非常にきれいなものが目立ちます。ほとんど開かれることなく保管されているだけなので、まさに新品同様です。古本屋に売るときにはいいのかもしれませんが、大学受験生が持つ英単語帳としては不適当と言わざるを得ません。周囲の人から見れば、英語の勉強が足りないことが一発でバレてしまいます。

 

一生懸命がんばる人の英単語帳はこんな感じ!

一方、英語を一生懸命勉強している受験生の英単語帳をひと目見れば、その人がいかに日々努力して単語を覚えているかが分かります。

毎日何度も何度もめくり続けたせいで、ページの端は手あかで黒くなり、角も削れて丸くなっているのは当たり前です。また、単語の意味を覚えるため、あるいは目印のために、ページの一部が折られ、その積み重ねで英単語帳自体がモワッとふくらんでいるのも珍しくありません。そして、ページ内各所には書き込みがみられます。また最近は、覚えられたか怪しい単語や覚えられていない単語に細いふせんをはって復習の際の目印にする人が増えています。こうした取り組みをしている人の単語帳には、ふせんが横や上からニョキニョキと生えていて、まるでイソギンチャクのような様相を呈しています。

 

英単語帳をボロボロに使い倒し、たくさんの英単語を自分の血肉に変えよう

このように使い込まれた英単語帳ができあがるのは、毎日英単語帳と向き合い、コツコツと勉強を積み重ねてきたからです。本気で合格を目指すのであれば、ぜひ手持ちの英単語帳をボロボロになるまで使い倒し、たくさんの英単語を自分の血肉に変えていきましょう。真剣に英単語帳と向きあえば、英単語帳が汚れていくのに比例してあなたの単語力、そして英語の点数も伸びていくはずです。