大学が「入試対策講座」を開催しているってホント?

ほとんどの私立大学は、学校説明会やオープンキャンパスを多数開催し、学校のPRに努めています。公立大学に比べ私立大学は学費の面で不利なため、通ってくれる生徒・学生を確保しようと、積極的にイベントを開いて受験生へのアピールを行います。関心がある学校、目指している学校のオープンキャンパスに行ったことがあるという人も多いことでしょう。

 

こうしたイベントでは、その学校の入試問題を解説してくれる入試対策講座を開催していることがあります。学校説明会やオープンキャンパスではいろいろな催しが行われますが、入試対策講座はそれらの中でもぜひ参加するべきものの一つといえます。今回は、その理由を説明していきます。

 

入試対策講座を受けるべき理由とは

学校が開催する入試対策講座をおすすめするのは、入試問題を作成する学校側が自ら手の内を明かしてくれるからです。入試対策講座に参加することで、受験生は問題の解き方だけでなく、合格するために必要な勉強などの貴重な入試攻略情報も得ることができます。

 

入試には、受験生がその学校で学ぶ上での基礎学力を備えているかを試す目的があり、一つ一つの問題には問題を作った先生の狙いが反映されています。受験生からすればただの難しい問題かもしれませんが、必要な学力を備えていれば解けるはずです。

 

学校が開催する入試対策講座では、学校側が入試問題を通じて受験生にどのような能力を求めているのか、入試問題はどのような勉強をし、どのようなポイントを押さえれば解けるのか、学校側が自ら教えてくれます。また、平均点や合格ライン、合格した生徒と不合格だった生徒の分かれ目なども教えてもらえることがあります。

 

チャンスを逃さないよう、日程をしっかりチェック!

このような、学校が直接開催する入試対策講座は、入試の攻略法や入試情報を学校から直接入手できる数少ない機会です。しかし、「気がついたらもう開催された後だった……」というケースも往々にしてみられます。

 

志望校の情報は、今やインターネットで手に入れるのが基本となっています。こまめに志望校のホームページをチェックし、入試説明会や入試対策講座の日程を早いうちから調べておくことが非常に重要です。また、近年はTwitterやFacebookなどSNSでの情報発信に力を入れる学校も多いため、日頃からSNSを利用している人は志望校のアカウントをフォローしておくのもおすすめです。