海外進学という選択肢には、何が必要か?

 

グローバル化が進む昨今、高校卒業後に海外の大学へ進む「海外進学」という選択肢も増えてきました。

しかし、海外の大学進学は日本の進学と異なった条件が多く、相当の覚悟が必要です。

それでも海外進学を考える人が多いのは、どのような理由からなのでしょうか。

 

今回はそんな海外進学のメリットや、海外進学に必要なさまざまな条件ついて紹介します。

 

なぜ海外進学を目指すのか?

最近では、日本国内でも外国の人たちとコミュニケーションをとる機会が多くなり、同様に活動の幅を海外へと広げる企業も増えています。2020年には東京オリンピックが開催することもあり、グローバル化に適応できる人材の必要性はますます高まっています。

 

海外進学は正規留学ともいわれ、海外の大学や短大、大学院に入学し、卒業することを目的としています。その過程で学問を修めるのはもちろんのこと、進学先である国の文化を理解し、現地の人たちとの交流を通じてコミュニケーション能力も磨かれていきます。

こうして培われたスキルは海外企業とのやり取りがある会社や、外資系企業などで働く際に即戦力となります。

つまり海外進学で得たさまざまな経験が仕事上でも求められるようになっているのです。

 

海外進学のメリットはこれだけではありません。海外で学ぶことによってグローバルな視野が身に付き、価値観や選択肢をさらに豊かなものにできるのです。また、海外の大学は日本の大学に比べて卒業するのが難しいため、卒業時には大きな達成感と自信を得ることができるでしょう。

 

海外進学に必要な条件は?

進学の条件は日本の大学とは違っています。ここではそんな海外進学に必要な条件の中で、特に重要といえるものを紹介します。

 

・海外の大学の入学試験は?

国によって試験制度は異なりますが、アメリカを始めとした多くの国ではセンター試験のような一斉テストを行っていません。入学試験を行っていない海外の大学は、願書の他に志望理由書や語学力の証明書、卒業証明書に成績証明書、推薦状といったさまざまな書類が必要となるケースが多いようです。

 

・海外進学にかかる費用は?

海外進学にかかる費用の目安は、1年間で300〜350万円であるといわれています。

日本の大学とあまり変わらないように思われるかもしれませんが、国や学校によって費用も大きく異なります。そのため、進学先を決める際にはかかる費用も含めて検討する必要があります。

 

・語学力は必要か?

語学力は必要不可欠です。海外の大学へ進学するには語学力の証明書が必要となる場合も多く、TOEFLやIELTSといったテストを受けて、充分な語学力があることを示さなければいけません。

 

これからさらに国際化が進み、海外進学は一般的なものになっていくかもしれません。これから先のことを見据えて、海外で学ぶことに興味を持っている人は、選択肢の一つとして検討してみるのも良いかもしれません。