勉強には息抜きも大切! 受験生に覚えておいてほしい気分転換の方法は?

受験に成功するためには、なるべく時間をかけて勉強をすることが重要です。しかし、無理をしてでも机にかじりつくことが、必ずしもよい結果をもたらすとは限りません。

 

効率よく勉強を続けていくためには、集中力が落ちたところで気分転換を行い、しっかりとリフレッシュをした上で再び勉強にのぞむことも大切です。

 

受験勉強を乗り切った先輩たちは、集中力が切れた時にはどんなリフレッシュを行ってきたのでしょうか。今回は、勉強の合間におすすめの気分転換の方法について紹介します。

 

多くの東大生が行ったリフレッシュ方法とは?

現役東大生に受験中のリフレッシュについて尋ねたところ、もっとも多かったのが「クラシックなどの落ちついた音楽を聞く」というもので、26.7パーセントにもおよびました。次が「寝る」で23.3パーセント、さらに次が「テレビや映画を見る」で、13.3パーセントを占めています。

 

ごく一般的な方法でリフレッシュを行っていることがうかがえますが「刺激が少ない」ということが、多くの人に共通しているようです。テレビや映画に関しても、あまり時間はかけず、終わった後はしっかりと気持ちを切り替えることが大切です。

 

受験にも活かせるリフレッシュのコツ

前述では東大生の先輩たちが行っていたリフレッシュの方法を紹介しましたが、そこで紹介したものばかりがおすすめできるリフレッシュ方法というわけではありません。

ここではそれ以外の、リフレッシュにつながる方法をいくつか紹介します。

 

①勉強する場所を変えてみる

シンプルな方法ではありますが、勉強をする場所を変えてみるというのは、多くの受験生が実践できる一般的なリフレッシュ方法だといえるでしょう。

 

家での勉強がはかどらなくなってきたら、図書館や塾の自習室などに場所を移してみると、気分が切り替わって再び集中できるようになることがよくあります。

 

「集中力が落ちてきたら移動する」という形ではなく、最初からスケジュールを決めて場所を変えるようにすることでも、効率よく勉強を続けられるようになるはずです。

 

②勉強する順番を工夫する

人は自分が好きなものや得意なものに取り組んでいる時は集中力が続きやすく、逆に嫌いなものや苦手なものの場合は、集中力が切れやすいものです。

 

そんな性質を利用して、勉強する順番を工夫するのも、精神的な負担を減らして勉強を続ける手段として有効です。

 

モチベーションの高い日や集中力が持続しやすい日には苦手な教科を勉強し、集中力が切れてきたと思ったら、得意な教科に切り替えるようにしましょう。

 

ただしこの方法では、得意な勉強ばかり続けるようにならないよう、バランスに気を配ることが大切です。

 

③丸1日、思いきり遊ぶ日をつくる

リフレッシュをするためには、メリハリをつけることも大切です。

 

勉強をする気持ちが起こらないのであれば、思いきって何もしない日をつくってしまうことも、有効な方法の1つです。

 

しかし、日ごろから勉強をする意欲がわかない人がこの方法を行うと、休むクセがついてしまう可能性があるので注意が必要です。あくまでも次の日からしっかり勉強をするための手段であることを、強く意識しておきましょう。

 

人によって集中力が続く時間には差があり、効果的なリフレッシュ方法もそれぞれ違います。結局のところ、もっとも効果のあるリフレッシュ方法というものを、自分で見つけ出すことが肝心です。

 

今回の情報も参考の1つとして、効率よく勉強を続けるための手段を探してください。リフレッシュは大切ですが、勉強とのバランスが大事であることを心に留めておきましょう。