受験シーズンは要注意! 言ってはいけない言葉とは?

子供が特に神経質になっている受験シーズン。受験生を持つ親は、言葉づかいに注意をしなければいけません。

 

しかし、親としては何気なく声をかけているつもりだったり、むしろ気をつかっているつもりであっても、思いがけない言葉が子供の癇に障ってしまう可能性も少なくありません。

 

受験生が嫌がる言葉には、どのようなものがあるのでしょうか?今回はその中でも代表的なものを、大まかな特徴にわけて紹介します。

 

受験生に言ってはいけない言葉①・子供を追い立てる言葉

例:「勉強しなさい」「勉強はもう終わったの?」「いつまで携帯をいじっているの?」など

 

親としては、子供の勉強の進行状況は常に気になるところでしょう。そして勉強があまり進んでいないと見ると、つい声をかけたくなってしまうかもしれません。

 

しかし子供は、自分で勉強を始めるタイミングを決めたいと思うものです。にもかかわらず、しつこく「勉強しなさい」なんて声をかけられてしまうと、やる気が削がれてしまう可能性があります。

 

積極的に勉強をする子供というのは、そもそも声をかけられる前から勉強を始めているものです。逆に言うと、勉強をしない子供は「勉強しなさい」と言ったところで、熱心に勉強を始める可能性は低いのです。

 

勉強にやる気を示さない子供に対しては、厳しい言葉をかけるのではなく、ほめることを心がけましょう。勉強をした時にしっかりとほめてあげることで、子供のモチベーションを上げることができます。

 

受験生に言ってはいけない言葉②・自分の主観を押し付ける言葉

例:「あなたのためを思って言っているのよ」「これはあなたのためなのよ」など

 

子供を叱ったあとで、上記のような言葉を付け足してしまうことはないでしょうか?親としては子供の将来を心配して言っているつもりでも、子供からすると一方的な主張を押し付けられているような気がして、かえってうっとうしく感じてしまいがちです。

 

そんな言葉を声にしたところで、子供の心に響く可能性は低いと考えたほうが良いでしょう。

 

受験生に言ってはいけない言葉③・過剰な応援

例:「もっとがんばれ」「あなたならできる」など

 

応援というのは基本的にポジティブなもののはずですが、度を越すと子供がプレッシャーを感じてしまい、心が折れてしまう可能性もあります。励ましているつもりでも、必要以上に応援してしまわないように気をつけることが大切です。

 

受験生に言ってはいけない言葉④・誰かと比較する言葉

例:「お兄ちゃんはこうだったよ」「●●君の成績は、もっと良かったみたいだよ」

 

兄弟や親しい友達など、誰かの成績と比較するのも注意が必要です。

 

負けず嫌いな子供なら、やる気に火が付くかもしれません。しかしそうでないタイプの場合は、かえって逆効果になってしまう可能性があります。

 

子供の得意・不得意を見きわめて、バランス良くほめたりアドバイスをするように気をつけることが大切です。

 

親としては気持ちを込めて言葉をかけているつもりでも、その気持ちがそのまま子供に伝わるとは限りません。精神的にもナイーブになりがちな受験勉強を乗り切ってもらうためには、かける言葉の1つにも注意をはらうことが大切です。

 

大変なことではありますが、こうした細やかなサポートの1つ1つが、受験の成功につながると言っても過言ではないでしょう。