本 を読む子は受験に強い!? 受験にも役立つ読書のメリットとは

あなたは普段、本をどれだけ読んでいますか?

 

勉強や部活で忙しくて、読書に時間をさくのは難しいと思う人もいるでしょう。しかし、読書は受験とは無縁ではないのです。

 

日ごろから読書をする習慣がある人は、受験でも有利になると考えられています。

 

その根拠とは何なのでしょうか。今回は読書が受験に有効だといわれる、3つの理由について説明します。

 

①理解力と想像力が身につく

本をたくさん読んでいる人は、文章の中から内容を読み取る力や、イメージを膨らませる力が自然と養われていきます。そのため、理解力と想像力が強くなっていくのです。

 

当たり前ですが、試験の問題はすべて文章を使って説明されています。試験で高い点をとるためには、文章の内容を理解し、求められている正解の形を汲み取ることが欠かせません。

 

つまり、理解力と想像力は受験に欠かすことができない基本的かつ大切な能力であり、この力量差が得点に影響する可能性もあるのです。

 

趣味で本を読んでいる人の多くは、自分にそんな力がついていることに気がついていないかもしれません。つまり、たくさん本を読んでいる人は、始めから受験に有利な状態であるともいえるのです。

 

②国語の適応力が高くなる

言わずもがなといったところでしょうが、国語の現代文は読書量がもっとも効果を発揮する科目です。

 

本を読むことに慣れていると、文章を読むスピードも速くなります。

 

培われた速読力は、高い配点を占める長文問題の読解を有利に進めてくれます。先述したメリットである理解力や想像力も、問題を解くのに役立つでしょう。

 

もちろん、こうした特長は現代文だけに役立つわけではありません。英語の長文問題は言語が違うというだけで、文章を読み取る点では同じなのです。

 

また、最近では若者向けの時代小説もたくさん出ています。こうした物語にたくさん触れておくと、歴史が理解しやすくなります。

 

③小論文に強くなる

近年では、AO入試によって志望校を受ける受験生も少なくありません。

 

自己アピールが重要な科目であるだけに、この入試を乗り切る方法は人によって様々です。

 

小論文はその中でも貴重な、共通の関門であるといえるでしょう。

 

ここでも、たくさんの文章に触れていることが効果を発揮するのです。読書量の多い人は、内容が伝わりやすい構成や、読みやすい文章の形が頭の中に入っているので、高い得点が狙える論文が書ける可能性が高いのです。

 

ここまで読書のメリットを紹介してきましたが、だからといって本を読むことに時間をとられてしまうと、肝心の勉強がおろそかになってしまう可能性があります。

 

受験期間の読書は息抜き程度にして、熱中するのは1年生や2年生までの間に留めておきましょう。

 

大切なのは素敵な本に出会い、文章を読む楽しさに気がつくことです。受験までに余裕があるという人は、たまに書店や図書館に行って、面白い本を探すことをおすすめします。