大学受験まであと1年、高2の1~3月の過ごし方

大学入試が行われる1〜3月は、高2生にとって「大学入試まであと1年」という非常に重要な時期です。近年、高2のうちに受験勉強を始めることの重要性が説かれていますが、この時期には、大学入試センター試験をはじめとして、高2生が受験を意識することがいくつもあります。

 

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」ということわざがありますが、ここで「敵を知り、己を知る」ことが、高2生にとっては受験勉強をスタートする動機づけになるのです。

 

そこで今回は、高2生の1~3月という時期をどう過ごすかについて考えていきましょう。

 

センター試験にチャレンジして「敵」と「己」を知る

センター試験が実施された後には、新聞や新聞社・予備校のウェブサイトなどで、実際に出題された問題を見ることができます。

 

ぜひ、時間を計って実際のセンター試験の問題にチャレンジし、点数も計算してみましょう。

 

そして、センター試験実施後、数日のうちに予備校から発表される、学部・学科ごとのセンター試験ボーダーライン、いわゆる「センターボーダー」をチェックし、志望校の合格ラインを調べてみましょう。

 

これにより、志望校の合格ラインという「敵」、そして現時点での自分の実力という「己」を知ることができ、自分の現在の立ち位置を明確にすることができます。

 

模試でライバルと比較!

もう一つ、「敵」や「己」を知るいい機会になるのが、この時期に行われるセンター試験と同形式の模試です。

 

こちらは、自分の実力もさることながら、同世代のライバルの中での自分の位置も知ることができる貴重な機会です。

 

しっかり準備して臨み、同じ志望校を目指すライバルたちの中で自分がどの位置にいるのか確かめましょう。また、センター試験本番で必須の「自己採点」の練習もしておきたいところです。

 

意識を変えて受験勉強スタート!

高2生のときに行われるセンター試験や模試を通じて、志望校合格までにどの程度学力を高めなければいけないのかが見えてくるはずです。1年後に迫る大学入試へ向けて、気持ちも引き締まることでしょう。

 

高2生の1〜3月が、受験勉強を本格的に始める絶好のタイミングです。高3生になってから受験勉強を始めるという人よりも一足早く始めることで、絶対的な勉強時間をより多く確保できる上、目標と自分の実力との差が見えているので、現実感・緊張感を持って受験勉強に臨むこともでき、気合も入ります。

 

「大学受験を考えるのは高3になってから」と思っていた人もぜひ一度、大学受験のことを真剣に考えてみてください。きっと、意識が変わるはずです。