数学は必要のない科目じゃない! 社会で役に立つ理由を紹介します

 

「数学をいくら勉強したって、社会に出たら何の役にも立たないじゃないか!」

 

そんな言葉を聞いたことはないでしょうか? または、そんな言葉を口にしたことはないでしょうか?

 

この言葉は、数学の勉強に行き詰った時に多くの人が口にする、いわゆる常套句というものです。

 

それほどに「数学を勉強しても、社会に出たら役に立たない」というイメージが定着しているとも言えるのですが、果たして本当にそうなのでしょうか。

 

実際のところ、数学は社会の中で、さまざまな形で役に立っています。

 

その内容を知ることによって、数学を勉強するモチベーションも高まることでしょう。今回は数学を学ぶことの重要性について、具体的な例を紹介します。

 

論理的な思考は、社会人の重要スキル

数字と記号によって事象を捉え、もっとも適切な道筋をたてて課題を解いていく数学は、論理的な思考力を養うことができる科目です。

 

社会人になると、この論理的な思考力は非常に役に立ちます。

 

与えられた課題を理解し、解決に向けた最適な方法を導き出すためには、物事を論理的に捉える力が欠かせないためです。論理的に考えられる人の多くは話の組み立ても上手く、コミュニケーション力にも長けています。

 

数学の勉強を続け、十分な応用力が養われた人には、論理的な思考が自然と身についているものです。数学を学ぶことの恩恵を実感することは少ないかもしれませんが、社会に出てから確実に役に立つスキルです。

 

当り前に使われている数学の知識

「数学なんて役に立たない」と考えている人も、実際には数学を活用しています。極端にいえば、数学は「数を扱う学問」なのですから、当然といえば当然です。

 

実際に世の中に目を向けると、数学で扱われている知識が至る所にあります。

 

たとえば、会社の業績や商品の売上の変動を示す際に、「マイナス」という考え方は必要不可欠です。「平均」という考え方も、統計をとる上ではなくてはならない要素です。

 

もちろんこれは、ほんの一例ですが、社会に出て多くの情報に触れるほど、数学の重要性を実感できるようになるでしょう。

 

エンジニアやプログラマー、保険会社や金融会社など、数学の知識が必要となる職業は多く、就職の選択肢が広がるという意味でも、数学を学ぶ意義は大きいのです。

 

受験対策として数学を勉強することも大切ですが、これからはそれ以上の意味があることも意識して、今までよりも積極的に数学に取り組んでみてはいかがでしょうか。