英語学習の落とし穴!? 和製英語の注意点を紹介します。

私たちが英語だと思いこんでいる外来語の中には、実は英語圏の人たちは使っていなかったり、発音が大きく違っていたりするものが少なからず存在しています。

 

英語の正しい発音や意味についてきちんと理解することは、もちろん受験対策として大切です。ですがそれ以上に、将来役に立つ英語力を身に付けるという点で、覚えておくべきです。

 

今回は和製英語とはどのようなものなのか、具体的な例もまじえながら紹介します。

 

当たり前のように使っている「和製英語」の本当の意味は?

「和製英語」とは、簡単にいうと「日本では本来と違う意味で使われるようになった英語」のことを指します。

 

国内には定着している和製英語がたくさんあり、外国の人にも通じると思って使った言葉が伝わらないというケースも珍しくないのです。

 

受験生にとっても馴染みの深いものの中から、その一例を紹介しましょう。

 

たとえば、勉強で使うことも多いシャープペンシルが和製英語の1つであることはご存じでしょうか?

 

英単語を組み合わせているので「sharp pencil」といえば通じると思っているかもしれません。しかし、英語圏の人たちは「mechanical pencil」という、ちがう言葉を使っているのです。

 

これだけではありません。ノートパソコンは「laptop computer」、ホチキスは「stapler」、セロハンテープはアメリカでは「scotch tape」……といったように、例をあげていくとキリがありません。社会に出てから使うビジネス用語の中にもたくさんのカタカナ英語があるので、大人になってからも注意しなければいけないのです。

 

発音が違うカタカナ英語にも要注意

前の章では意味が異なる和製英語について紹介しましたが、意味は同じであるものの、使われるうちに異なる発音になったカタカナ英語もあります。

 

外国の映画やドラマを観ていると気が付くかもしれませんが、日本と発音の違う英単語は多いものです。

 

そのため、日本で一般的に使われている英語は、発音が違っている可能性があるとはじめから疑って、細かく確認した方が良いでしょう。

 

国際化が進む昨今では、実用的な英語を身に付けることが非常に重要となってきます。これからは和製英語やカタカナ英語の存在も意識しつつ、より確実な英語を学ぶことも、大切です。