図書館も大事な志望動機! 大学図書館の役割とは?

図書館はどの大学のキャンパスにもある施設であり、大学に入学した後は、誰もが1度は利用する機会があるでしょう。

 

しかし、大学選びの際に、図書館を意識する人はあまり多くはありません。

 

図書館はキャンパスライフを彩る素敵な空間であるだけではなく、学生の知力を醸成する重要な施設なのです。

 

近年ではこうした役割を意識して、魅力的な図書館作りに力を入れている大学も増えています。

 

ここでは大学の図書館をテーマに、さまざまな情報をご紹介します。志望校を決める際の指標の1つとして、参考にしてください。

 

人間力の向上につながる大学図書館

大学生になると、今までとは異なる学習への姿勢が求められます。

 

高校生までの勉強では、定められた範囲を履修することが目的となっています。

 

しかし大学では、専門的な分野について深く勉強することが必要となる上に、最終的には自ら分析や研究を行うことになります。

 

こうした目的に対応する力を養うためには、専門的な知識の習得はもちろんのこと、多角的な思考や共感力といった、さまざまな資質を磨かなければいけません。

 

さらに、多くの学生にとって、大学は社会に出る前の最後のステップとなっています。社会人として適応できる力を伸ばすという意味でも、読書によって共感力を養うことは重要なのです。

 

近年ではソーシャルメディアの発達により、図書館へ行かなくても必要な知識が収集できるようになりました。しかしその反面、「自分とは異なる考え方に触れる」という点については、以前よりも難しくなっています。

 

さまざまなテーマや価値観にもとづいて作られた本や資料が集まる図書館は、豊かな思考力を育み、自身の成長につなげるための重要な施設でもあるのです。

 

利用したくなる、素敵な大学図書館が増えています

最近では図書館の重要性に着目して、大学図書館をリニューアルする大学が増えています。

 

例えば、埼玉県新座市にある立教大学図書館や成蹊大学図書館、明治大学和泉キャンパスの図書館などは、清潔で開放的な雰囲気となっており、図書館に慣れていない人でもストレスなく本を探すことができます。

 

美術系の大学ではデザインにも力をいれており、武蔵野美術大学図書館や多摩美術図書館などは、図書館というよりも美術館のような雰囲気が大きな魅力となっています。

 

このように、さまざまな大学が学生のニーズや学校の特色を取り入れて、新しい図書館像をつくりだしているのです。

 

大学図書館は本を探すだけではなく、勉強するスペースとしても利用できます。

 

また、大学図書館は一般の人でも利用できるケースも多いので、気になる大学の図書館をたずねてみるのもおすすめです。

 

時代が変わっても、図書館は大学にとってなくてはならない存在です。その重要性を知った上で大学に入学すると、キャンパスライフは一味違うものとなるでしょう。