ライバルに差を付ける、文系数学の勉強のコツは?

数学は多くの文系の受験生にとって苦手な科目であり、悩みの種となっています。

 

しかし逆に考えると、数学を得意科目にすることで、ライバルに差を付けることもできるのです。

 

ここでは文系の受験生が数学を得意科目にするメリットと、数学の勉強方法について紹介します。文系の受験生はぜひとも一読して、受験で成功するためのヒントにしてください。

 

文系の受験生にとって、数学は大きなチャンス

文系の受験生の中には、数学が苦手だという人がたくさんいます。そのため、数学の勉強もしなければいけないと思っていても、手を付けるのが億劫になってしまい、後回しになっている受験生も少なくありません。

 

実はこうした現象に、文系の受験生にとっての可能性が眠っています。

 

歴史や国語といった得意分野の科目なら、文系の受験生の多くが高得点を取ることができます。なので文系の科目では、受験生の間で大きな差が付くことはそれほどありません。

 

対して文系の人の多くが苦手としている数学は、全体的に点数が低くなる傾向があります。

 

もしも数学で高得点を取れれば、総合的な点数も上がり、他の文系の受験生よりも差を付けることができるのです。

 

また、数学は得意科目にするまでが大変ですが、一度得意にできれば、すぐに点数が下がってしまうようなことはありません。早いうちに数学の準備をしておけば、受験の直前には歴史などの暗記が多い科目の勉強を進められるというメリットもあります。

 

基礎を固めれば数学は伸びる

理系科目を敬遠しがちな文系の受験生の多くは、数学で高得点を取ることを非常に難しいことのように感じています。

 

しかし、基本的な考えをつかんで、覚えた内容を定着させることができれば、数学でも点数を伸ばすことができます。

 

そのためには、基本を理解することから始めるのが一番です。

 

まずは教科書を最初からしっかり読み込んで、それぞれの分野の公式や概念について把握してください。数学は序盤に習う基礎的な知識が、その後の分野でも必要になってきます。最初の方こそ気を抜かず、しっかりと理解してください。

 

教科書で基本的な概念を理解した後は、覚えた内容を定着させるために問題集に取り組みましょう。

 

問題集は自分のレベルに合ったものを用意して、同じものを少なくとも3周して解くのがポイントです。

 

1周めでは普通に解きますが、5分考えて分からなかった問題は無理に解こうとせずに解説をしっかりと読んで、もう1度チャレンジしてください。2周めでは自分の力で問題を解くことを目標に、改めてすべての問題に取り組みましょう。3周め以降ではそれでも解けなかった問題に絞って挑戦し、すべての問題が自力で解けるまで何度も取り組んでください。

 

こうした対策を根気良く続ければ、徐々に数学への苦手意識が薄れ、得意な科目になっていくはずです。

 

文系の数学お試験問題は基礎が中心になるので、出題される問題のパターンが似ているケースも少なくありません。多くの問題を解く中で、似ている形式があると思ったら、その解法を暗記することもオススメです。そうすることで問題を解く時間を短縮できて、ケアレスミスの予防にもつながります。

 

自分は文系だからといって避けたりせず、しっかりと数学の対策を行いましょう。この教科が、合否を分ける重要な切り札になるかもしれません。