受験の成功につながるゴールデンウィークの過ごし方とは?

学年があがる4月を受験期間の始まりとするなら、ゴールデンウィークは受験生になって初めて迎えるまとまったお休みです。

 

この時期は受験生としての自覚が湧かず、だらだらと過ごしてしまう人もたくさんいます。つまり逆に考えれば、ゴールデンウィークに一生懸命勉強をすると、その他の多くの受験生に差をつけることができるのです。

 

受験本番にはまだ時間がありますが、この時期だからこそやっておきたい対策もあります。

 

これから長い受験勉強に取り組む受験生の方は、今回紹介するゴールデンウィークの過ごし方を参考にしてください。

 

ゴールデンウィークは夏休みの予行期間

「本番はまだまだ先だから……」なんて気持ちで、ゴールデンウィークではそれほど勉強しなくても良いと考えてはいませんか?

 

確かに、受験シーズンである冬までには、まだ長い時間があります。しかし、受験はたくさんのライバルたちがしのぎを削る厳しい勝負です。1点の違いが結果を左右するこの競争では、準備を始める時期によっても、大きな差がついてしまうのです。

 

特にゴールデンウィークは「夏休み前のまとまった休み」として、とても重要な意味をもっているのです。

 

夏休みは「受験の天王山」とも言われており、この時期にどれだけしっかり勉強できるかによって、その後の成績の伸び方は変わってきます。

 

ゴールデンウィークは、そのための予行演習として利用してください。そうすることで、夏休みの勉強をスムーズに進めることができます。

 

ゴールデンウィークにやったほうが良い勉強は?

ゴールデンウィークには、具体的にどんな勉強をすれば良いのでしょうか。ここではゴールデンウィークの勉強のコツについて、項目別にお伝えします。

 

・自宅学習のコツをつかむ

夏休みに入ると、自宅で勉強をする時間が増えます。その先に待っている本格的な受験シーズンに備えるためにも、自宅での勉強に慣れることは大切です。

 

スケジュールがたてやすい教材を使ったり、塾の先生にも相談したりするなどして、自宅で計画的な勉強を進めましょう。

 

ただし受験生の中には、うまく自宅学習ができない人もいます。そんな場合は、家庭教師などの力を借りて、自宅学習のコツをつかむ方法も有効です。

 

・弱点を克服する

まとまった時間がとれるゴールデンウィークは、克服できないままやり過ごしてきてしまった苦手な分野に取り組む絶好の機会です。基礎までさかのぼって理解を深め、苦手を解消してください。

 

・模試を目標にして勉強をする

ゴールデンウィーク明けから6月までは、受験をする学年になって最初の模試が行われる時期でもあります。勉強をするモチベーションを高めるためにも、この模試を受けることをおすすめします。

 

受験本番までは先が長いゴールデンウィークですが、夏休みの予行や苦手な分野の丁寧な復習は、このタイミングでなければできません。これからゴールデンウィークを迎える受験生は、大事な時期であることを自覚して、真剣に勉強に取り組んでください。