医学部受験における英語学習のポイントは?

大学受験の中でも特に難しい医学部受験では、高い倍率の中で受験生を選別するために、ハイレベルな問題が出題されます。

 

それは、重要な科目である英語の試験でも同様です。医学部の英語の試験はただ難しいだけではなく、出題された内容について自分でテーマを設定し、解答しなければいけないケースもあります。

 

そのため、医学部の英語の試験で高得点をとるためには、一般的な試験よりも入念な対策を行う必要があります。

 

今回は「医学部受験における英語」をテーマに、難関である医学部入試の英語に備えるために覚えておいてほしいポイントを紹介します。医学部の受験を考えている人は、勉強の参考にしてください。

 

柔軟な対応が必要な医学部英語

この10年間で、医学部の入試問題での英語の難易度は高くなっています。

 

その背景には、医学部の入試倍率の高さが影響していると考えられています。昨今の医学部では15~20倍という高い倍率に達するケースもあり、受験生の実力の差を明確にするために、レベルの高い問題が出されるようになりました。

 

現在では、一般的な大学受験向けの問題集がカバーしている範囲に留まらず、医療分野で使われる英単語も問われるなど、専門的な知識が必要とされています。

 

また、学校によっては、与えられたテーマについて自分の考えを述べる自由英作文が出題されることもあります。この問題では英語力はもちろんのこと、自身の考えや医学についての知識も評価に影響する可能性があります。

 

そのため、医学部の英語で高得点をとるためには、一般的な大学受験の知識だけではなく、さまざまな問題に柔軟に対応できる英語力が求められます。

 

医学部英語も基礎力が重要

このように、医学部入試の英語はハードルが高く、確実に高得点を得るのは簡単ではありません。

 

それでも確実に点を重ねていくためには、一般的な英語の受験と同様に、基礎を大切にすることが大切です。

 

まずは単語と文法をマスターして、それから長文問題に対応できるように、音読などの対策を重ねていきましょう。こうした基本的な英語力を身につけないことには、医学部の英語に対応することはできません。

 

また、前章で「自由英作文では医学の知識が問われる可能性がある」と紹介しましたが、このジャンルの問題でも、正確な英語で解答することが何よりも大切です。無理をして難しい内容を書くよりも、正しい文法で書くことを大切にして、減点されないように注意してください。

 

難関とされる医学部入試の英語ですが、第一に基礎が大切という点は、他の大学受験と変わりません。もちろん専門的な知識も必要ですが、確かな英語力が備わっていると、専門性の高い問題でも、対応できる可能性は高くなります。

 

時間に余裕があるうちから英語の勉強を重ねて、本番で可能な限り高得点がとれるように備えてください。