看護・医療系学校の面接試験の評価のポイントは?

看護・医療系の学校の受験では、他の学部や学科とは異なる資質が求められるケースが少なくありません。それは、面接においても同様であるといえるでしょう。

 

筆記試験や小論文に比べると優先度が下がってしまいがちな面接ですが、総合的に高い評価を得るためには、けっしておろそかにしてはいけません。

 

面接官はどういったポイントを見ているのか、評価の基準はどういった点なのかを把握して、面接に備えましょう。

 

看護・医療系学校の面接の内容は?

看護・医療系学校の多くが実施している面接試験ですが、その面接スタイルは学校によってさまざまです。

 

受験生1人に対して1人もしくは複数の面接官が対応する個人面接、複数の受験生が同時に面接を受ける集団面接といったオーソドックスな形式はもちろんのこと、中には複数の受験生が与えられたテーマについてディスカッションを行う討論形式の試験もあります。

 

質問される内容も多岐にわたります。医療・看護の仕事についての認識、学校の志望理由、社会問題への意識、高校生活や自分自身の性格など、広い範囲から質問が行われます。こうした質問にしっかりと答えるために、しっかりと自己分析を行うことが重要になってくるのです。

 

面接で評価されるポイントとは

看護・医療系の面接では、さまざまな質問を通して、どういったポイントを評価するのでしょうか。面接に備える上では、その内容を把握することも欠かせません。

 

評価する内容は学校によって異なりますが、主に、以下の要素が重要なポイントとなってきます。

 

・学習意欲や心構えは十分か

・医療や看護の仕事について理解しているか

・自主性や積極性はあるか

・豊かな表現力は備わっているか

・協調性はあるか

・学生、または社会人として相応のマナーと礼儀をわきまえているか

 

こうしたポイントを評価されるというのは、他の学部や学科の面接でも同じです。

 

しかし、医療業界で働く人の育成を目的としている看護・医療系学校の面接では、受験生の意欲や人柄も重要な評価の基準となります。特にシビアに見らていれることを覚悟してのぞみましょう。

 

もちろん、面接の基本として「質問に対して筋道の通った回答ができるか」「言葉遣いに問題はないか」「身だしなみは大丈夫か」といったポイントも評価されます。

 

筆記試験や論文とは違い、面接では受験生の「人」の部分そのものが評価の対象となります。その学校に入学するだけの資質や意欲を持っていることも大切ですが、それと同様に、自分がどのような人間か、そしてどのようなことを考えているかをしっかりと伝えることも、非常に重要です。

 

面接本番に、質問に対して的確に回答できるように、シミュレーションを重ねるなどの対策をとっておきましょう。これもまた、合格につながる大事な努力の1つなのです。