志望理由書を書く時は、このポイントをおさえろ!

推薦入試やAO入試を受ける際には、志望理由書の記入が欠かせません。

 

一般入試に比べて合格の基準が曖昧なこれらの試験では、誰もが書く志望理由書は重要な判断材料の1つとなります。是非ともここでしっかりとしたアピールを行い、合格できる可能性をあげたいところです。

 

確実に試験官の心に届き、高い評価が得られる志望理由書とは、どのようなものなのでしょうか。今回は、それを把握するための重要ポイントについて紹介します。

 

志望理由書に入れるべき要素とは?

志望理由書で重要なのは、まさに「自分がどうしてこの大学に入学したいのか」。その一言につきます。これをどれだけ相手に納得できる形で伝えられるかが、志望理由書を書く上で重要になってくるのです。

 

そのためには「自分が将来的にどんなことをやりたいのか」という点に軸をおいて、内容をまとめることが大切です。その理由や、その活動をすることが社会的にどのような意義を持つのかを具体的に示し、最終的に志望校を選んだ意味に結びつけることができれば理想的です。

 

そのために大切なのは、自分と大学をよく知ることです。

 

一般的に試験官は「明確なやりたいことを持っていて、それを実現するための手段としてこの大学を選んだ」という学生を選びたいと思うものです。

 

実際にはだいたいの受験生は受験勉強に追われてしまい、多くを語れるほどの具体的なビジョンを持ち合わせてはいないものです。

 

しかし、これをおろそかにしてしまえば、志望理由書の内容は非常に薄いものとなってしまいます。推薦入試やAO入試に力を入れたいと考えているのであれば、自分がやりたいことを明確にし、大学研究をしっかり行った上で、受験する大学を選ぶようにしましょう。

 

自分について書くことも大切

前述では自身の希望や将来的なビジョンを書くことが大切だとお伝えしましたが、「どうしてそう考えるようになったのか?」という形で、自分自身について書くことも大切です。

 

「これまでどんなことを勉強してきたか」「どんな部活動や郊外活動などを行ってきたか」「どんなことに興味があるのか。感銘を受けた本や映画は?」といった情報を、志望理由を説明する導入として入れましょう。

 

そうすると、志望理由書はより具体的で、伝わりやすい内容になるはずです。

 

志望理由書を書く上で大切なのは「自分がどういう人間で、どんなことを考えているか」という点です。その内容が「この大学に入りたい」という明確な意思表示につながれば、高い評価が得られる志望理由書になるはずです。

 

こう書くと、何だか難しいことのように感じてしまうかもしれません。

 

しかし、その大学に入りたいという確固とした理由を持っている受験生にとっては、それほど難しいことではないのです。自分の素直な気持ちを整理して、伝えれば良いだけなのですから。

 

そして、そんな作業が必要となる志望理由書の作成というのは、自分の心と向き合うちょうど良い機会でもあるのかもしれません。