メンタルトレーニングを意識して、本番で最大限の成果を発揮しよう!

受験は本番である試験当日の結果がすべての、非常に厳しい勝負です。長い時間をかけて努力を積み重ねても、当日にその効果を発揮することができなければ、その苦労も虚しいものになってしまいます。

 

しかし、試験が大事だと思えば思うほど、当日にのしかかる精神的なプレッシャーは大きくなってしまいます。受験生の中には、この重圧のために満足できる結果を残すことができない人もいます。

 

受験勉強の積み重ねも大切ですが、勉強の成果を充分に活かすためには、当日のプレッシャーに負けない精神力を養うことも必要です。

 

今回は受験生に覚えておいて欲しい、メンタルトレーニングの重要性について紹介します。

 

受験生に重要なメンタルトレーニング

「メンタルトレーニング」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

 

社会人が仕事のストレスを乗り切るためや、スポーツ選手が本番で最大限のパフォーマンスを発揮するためなど、最近ではさまざまなケースでメンタルトレーニングが大切だと考えられています。

 

受験もまた、メンタルトレーニングが重要になるケースの1つです。

 

模試では合格ラインを越える成績を残していたのに、試験本番では思うような結果が出せなかったというケースもあります。このような結果になってしまった受験生の多くは、本番のプレッシャーに負けてしまったことも大きな理由となっています。

 

例えば、覚えたはずの内容が思い出せなかったり、問題文を読み違えてしまったり、いつもはしないはずの計算ミスをしてしまったりする、といった人は、過度な緊張が原因かもしれません。「まさか」と思ってしまうかもしれませんが、試験本番にはこうした失敗をする可能性も充分にあるのです。

 

それくらい、試験当日には大きなプレッシャーがかかります。こうした問題に備えるためにも、メンタルトレーニングは大切です。

 

意識の切り替えがメンタルトレーニングにつながります

メンタルトレーニングには、誰でもすぐに実行できる簡単な方法もあります。

 

例えば、当日に必要以上に緊張してしまう人の多くは、「失敗したらどうしよう」といったマイナスのイメージを思い浮かべてしまう傾向があります。

 

それとは逆に、当日にいつも通りの実力を発揮できている自分や、問題を難なく解いている自分の姿を想像するように心がけると、マイナスのイメージが浮かぶことが少なくなります。こうしたシミュレーションをする時は、お風呂や布団の中など、リラックスできる場所で行うと良い効果が得られるようになりなりやすいといわれています。

 

また、それまでの自分の努力を確認することも、プレッシャーに打ち勝つ効果的な方法です。「どれだけたくさん勉強してきたか」「どんなことを褒められたか」など、自分が頑張ったと思えることを紙に書き出すと、強い自信が得られます。

 

それでも不安を感じてしまう場合には、誰かに話すことも有効です。親や先生など、信頼のおける身近な人に悩みを打ち明けて相談してみてください。

 

このように、メンタルトレーニングはあまり手間をかけなくても実践することができます。当日の緊張感に勝てるかどうか不安な人は、こうしたメンタルトレーニングを積極的に行うようにして、本番に備えることをおすすめします。

 

ただし、メンタルトレーニングが本当に効果を発揮するのは、当日までにしっかりと勉強してきた人だけです。本番までには苦手な分野も克服して、本領を発揮すれば充分に高い点数が取れるところまで学力を高めましょう。

 

こうしたさまざまな努力の積み重ねが、当日の高得点につながります。