普段どおりの授業が体験できる「WEEKDAY CAMPUS VISIT」

「WEEKDAY CAMPUS VISIT(WCV)」と呼ばれる受験生向けの体験プログラムを設けている大学があります。現状の実施校は30校程度であまり多くはありませんが、2017年に新たに導入を決定した大学もあり、徐々に広がりを見せつつあります。

 

WCVの長所は、大学生がいつも受けている講義に参加できることです。入学後の大学生活を詳しく知りたい人にはおすすめの、WCVの特徴をお伝えします。

 

新しい進路発見プログラム「WEEKDAY CAMPUS VISIT」のメリットは?

WCVとは、NPO法人NEWVERYが大学と共同で実施している、高校生が大学を理解することを目的にしたプログラムです。WCVは、その大学に通う学生と同じスケジュールで、同じ講義が受けられることが特徴です。

 

オープンキャンパスで受験生向けの模擬授業を行っている大学もありますが、WCVは実際に大学で行われている講義が体験できるので、難しさの程度や授業のスタイルといった細かい点も把握でき、入学後のキャンパスライフを具体的にイメージできます。

 

WCVの対象は高校生です。1年生は文理選択の参考にするため、2年生は学部や学科を選ぶため、3年生は志望校の授業を知るためというように、学年ごとに異なる目的で利用できます。

 

現在のWEEKDAY CAMPUS VISITの実施校は?

公式ウェブサイトには、WCVを実施している31の大学名が掲載されています。その名前を紹介します。

 

・浦和大学(浦和大学短期大学部)

・敬愛大学

・鶴川女子短期大学

・東北文化学園大学

・和泉短期大学

・四條畷学園大学

・東洋英和女学院大学

・金沢工業大学

・九州産業大学

・九州造形短期大学

・青山学院女子短期大学

・大阪観光大学

・駒沢女子大学

・産業能率大学

・岐阜聖徳学園大学

・湘南工科大学

・十文字学園女子大学

・東京情報大学

・東京経済大学

・東京女子大学

・東京都市大学

・日本大学

・甲南大学

・星美学園短期大学

・大正大学

・追手門学院大学

・宮崎国際大学

・金沢星稜大学

・京都外国語大学

・福井工業大学

・北陸大学

 

最後に、WCVの例として、駒沢女子大学と岐阜聖徳学園大学の1日のスケジュールを紹介します。

 

・駒沢女子大学のスケジュール

①ガイダンス(9:30~10:30)

②授業を受講(2限)(10:40~12:10)

③昼食(12:10~13:00)

④授業を受講(3限)(13:00~14:30)

⑤振り返りワーク(14:40~16:00)

 

・岐阜聖徳学園大学のスケジュール

①ガイダンス(9:30~10:30)

②午前の授業(10:40~12:10)

③昼食(12:10~13:10)

④午後の授業(13:10~14:40)

⑤振り返りワーク(14:50~15:50)

 

WCVの公式ウェブサイトには各大学の実施スケジュールが掲載されているので、WCVに興味がある方や志望校がWCVを実施している方は、ご覧になってみてください。

 

1日かけて大学の授業を体験することで、より確信をもって志望校が選択できます。上記の31校の中に興味のある大学がある方はもちろんですが、受験の前に大学生活を知っておきたい方にも、WCVは魅力的なプログラムと言えるでしょう。