高校入試前の重要事項。願書作成の注意点

志望校を受験するには願書等の書類を作成し、期限内に提出しなければいけません。試験本番に備えて受験勉強に打ちこむのも大切ですが、同様に願書の作成にも注意をはらい、不足がないようにしましょう。ここでは、願書作成で意識すると良いポイントをお伝えします。

 

願書作成で守っておきたい注意点とは

願書を作成する際は、何よりも正確かつ丁寧な記入を心がけることが大切です。まず、願書の記入方法は受験する学校の願書の様式によって違うので、事前に必ず受験する学校の指示や記入の注意点を読みましょう。いきなり願書に記入するのではなく、事前に何枚かコピーをとって下書きをすると、書き間違えることが少なくなります。

 

願書で使う筆記具も、志望校の指定に従いましょう。特に指定がない場合は、基本的に黒のボールペンを使います。最近では後で消せるボールペンも発売されていますが、基本的にこうしたボールペンは使ってはいけません。

 

学校の指示を守り、最後まで正確に願書を作成したと思っていても、誤字や脱字等のミスを見落としているかもしれません。こうした失敗に備えるために、願書を作成した後は身近な人に確認してもらいましょう。もしも間違えてしまった時は願書などに記載されている学校指定の方法で訂正しましょう。訂正方法の指定がない場合もありますが、一般的には、赤ペンで二重線を引いて、上から訂正印を押すという方法で訂正します。最初は鉛筆やシャープペンで下書きをし、確認してもらってからボールペンで記入すると、ミスを起こしにくくなります。下書きをした場合は提出前に消すことを忘れないようにしましょう。

 

志望理由は内容をよく考えましょう

推薦入試をはじめとして、志望理由書の提出を求める学校や入試形態が増えています。また、願書とは別途の書類という形ではなく、願書の項目に志望理由が含まれているケースもあります。これらのケースのように、志望理由を書かなければいけない場合は、記入する内容に注意しましょう。

 

志望した理由やきっかけ、高校入学後の目標や将来の夢などを具体的に記入し、この高校に入学したいという気持ちが明確に伝わる文章を心がけましょう。指定された文字数やスペースの範囲内で大事な情報をバランス良く記入することが大切なので、下書きの段階で内容や文章の量をよく検討してから清書に移りましょう。

 

今回は願書の書き方の注意点について紹介しましたが、最近ではインターネット出願を取り入れている大学も多く、学校によって提出方法等が異なることも覚えておきましょう。また、受験費用の振り込みなど、定められた期限内に行わなければいけない手続きも多いので、親子で話し合ってスケジュールを確認することが大切です。願書の作成は試験そのものと同じように評価されるものとも言えませんが、志望校の受験には欠かせない、とても大切な書類です。学校の指定に沿って、必要な情報を正しく、丁寧に記入しましょう。