大学受験は目前。高校3年の冬休みの対策と注意点は?

大学受験を目前に控えた高校3年の冬休みは、気を引きしめて受験勉強に励まないといけません。しかしこの時期はお正月などのイベントとも重なり、勉強に集中できなくなる危険が潜んでいます。この時期に大切な勉強方法と心構えを把握して、本格的な受験シーズンに備えましょう。

 

冬休みは苦手の克服と過去問を

まとまった時間がとれる冬休みは、苦手な分野が克服できる貴重なタイミングです。また、この時期は試験本番を意識して、センター試験や志望校の過去問に取り組むことも大切です。過去問を解いて、点数が取れなかったり時間がかかってしまう問題があれば、その分野の対策を行いましょう。過去問の結果によっては基礎までさかのぼって弱点を克服することも大事ですが、一部の対策に時間をとられて、他の勉強をおろそかにしてはいけません。試験本番までのスケジュールを確認し、どれくらいの時間が使えるかを考慮した上で、弱点を改善できる計画を立てましょう。

 

冬休みは生活習慣に要注意

冬休みはまとまった時間を利用して、積極的に勉強しないといけません。しかしその一方で、この時期は生活習慣が乱れやすく、生活面で注意することも大切です。

 

まず、日常生活のリズムが狂わないように気をつけましょう。長い休みに入ると気が緩んでしまい、生活リズムが夜型に偏りがちです。この習慣が定着すると、試験当日のスケジュールと生活リズムの間にズレが生じて、集中して試験が受けられなくなってしまいます。学校がないからといって油断をせずに、早寝早起きができるスケジュールを立てましょう。

 

もう1つ注意しないといけないのが、年末とお正月です。身近な人たちがのんびり過ごしていると、自分もそのペースに流されて、勉強の手が緩んでしまうかもしれません。自分は真剣に勉強をしたいのに、周りが騒がしくて集中できない場合もあります。この問題は受験生1人だけでは解決できないので、家族に相談して、年末年始でも勉強しやすい環境を作ってもらいましょう。適度な息抜きも大切ですが、お正月の雰囲気にのまれず、いつもの受験勉強のペースを乱さないように気をつけましょう。

 

年が明けると、多くの私立大学で出願が始まります。直前になって慌てないように、年が明ける前に書類の準備や手続きのスケジュールの確認も済ませておきましょう。

 

冬休みに有意義な勉強をできたがどうかで、受験の結果は大きく変わります。しかし、この時期の受験勉強は受験生本人の努力はもちろんのこと、家族等の身近な人たちの協力も欠かせません。大事な時期に高い成果が得られるように、周囲の人達と力を合わせて対策を進めましょう。