高校2年から受験の準備を始めましょう

高校2年の3学期は、「3年0学期」と呼ばれることがあります。その理由は、大学受験をおよそ1年後に控え、受験生としての意識を持つ大事な時期だからです。今まで受験勉強をしていなかった高校2年生も、他の受験生におくれをとらないように、本格的な対策を始めましょう。受験のスタートでは基礎の確認と弱点の克服、そして具体的な志望校選びが大切です。

 

受験勉強のスタートで大切なポイントは?

受験勉強は、基礎力がついていることが肝心です。そのため、今まで真剣に学校の授業を聞き、テストに取り組んだ学生は、そうではない学生よりも効率良く受験勉強を始められます。

 

まずは学んだ内容が頭に入っているかどうかを確認するために、これまでの範囲を振り返りましょう。教科書や参考書を使って一から復習できると効果的ですが、時間に余裕がない場合は、少ないページ数で全体を網羅する問題集に取り組むのも良いといわれています。

今まで習った内容を復習すると、不得意な分野が把握できます。自分はどの分野が苦手か、足りない力は何かが分かったら、学校や塾の先生に積極的に聞くなどして、弱点を克服しましょう。

 

また、早いうちに勉強をする習慣をつけると、受験対策が効率良く進みます。1日に勉強する時間を決めて、計画的に勉強を進めましょう。はじめのうちから長時間勉強しようとすると耐えられず続かなくなってしまうかもしれないので、できる範囲で勉強時間を決めて着手し、時間は徐々に延ばしましょう。

 

本格的な志望校選びも重要

志望校選びも、受験対策の大事なステップの1つです。早いうちに目標を明確にして、具体的な計画を立てると、効率良く勉強が進められます。

 

行きたい大学が決まっていない場合は、まず自分が何を学びたいかを考えて、進路の方向性を決めましょう。その後は情報収集や進路ガイダンスを通して、自分の目標に合った大学を探します。情報収集ではその学部のウェブサイトを閲覧したり、資料を取り寄せるなどして、掲げるテーマやカリキュラム、先輩の就職先といった情報を調べます。

 

行きたい大学の候補がしぼれたら、積極的にオープンキャンパスに参加しましょう。オープンキャンパスでは学校の雰囲気が分かったり、先生や先輩への質問を通してウェブサイトやパンフレットには載っていない情報が聞けるなどのメリットがあります。こうして得た情報を比較して、志望校を決めましょう。

 

受験を意識して、真剣に取り組むタイミングが早い人ほど、ライバルに差がつけられます。本番がおよそ1年後に迫ったこのタイミングに、受験生としての活動を始めましょう。その時期に合った対策を確実にこなせば、志望校合格への道のりが見えるはずです。