受験計画の参考に!アンケート調査が示す、大学生の受験時代の過ごし方

全国大学生活協同組合連合会が、全国の大学生1,233人を対象に、大学受験期に関するアンケート調査を実施し、その結果が、2017年7月に公式ウェブサイトに掲載されています。アンケートの項目は、情報収集の方法や学習時間、時期別の学習内容と多岐にわたり、多くの先輩がどう勉強したのかを知る手がかりになります。

 

受験勉強で頼りにしていたもの

ここではアンケート調査の項目のうち「大学受験時の主な相談相手」と「大学受験時で主にどこから情報収集していたか」の2つについてお伝えします。この2つは、どちらも複数回答が可能でした。

「大学受験時の主な相談相手」で多かった回答は「先生(60%)」「両親(49%)」「友達(17%)」でした。「大学受験時で主にどこから情報収集していたか」で多かった回答は「大学のパンフ(60%)」「大学のHP(40%)」「進学情報誌(28%)」でした。

 

試験本番が近づくと、学習時間は増加傾向に

学習時間についてのアンケートは、6~10月頃、12~2月頃の2つの時期に分けて、平日と休日の回答が掲載されています。

 

6~10月頃は、平日は3~4時間(42%)という回答が最も多く、次に1~2時間(29%)、5~6時間(16%)と続きます。休日は勉強時間が増え、最も多い回答が5~6時間(21%)、次に3~4時間(20%)、7~8時間(19%)でした。

 

12~2月頃では、学習時間が増加しています。平日で多かった回答は5~6時間(29%)、3~4時間(28%)、1~2時間(18%)という順番でした。休日はさらに増え、最も多かったのが9~10時間(21%)、次が7~8時間(19%)、その次が5~6時間と1~2時間(ともに15%)という結果でした。12~2月の休日は11~12時間と回答した割合も10%を占め、長時間勉強に取り組む受験生が多いことがわかります。

 

それぞれの時期で多かった学習プランは?

実践した学習プランについては、4~6月、7~9月、10~12月の3つの時期の回答が掲載されています。ここでも、それぞれの時期で特に多くの受験生が実践していた学習プランを紹介します。

 

4~6月で多かった回答は順に「単語・熟語を覚える(61%)」「予習・復習・課題をこなす(57%)」「授業の勉強をしっかり聞く(40%)」でした。しかし、7~9月では「単語・熟語を覚える(55%)」「予習・復習・課題をこなす(46%)」「文法・長文の問題をたくさん解く(41%)」に、10~12月では「センターの過去問を解く(49%)」「単語・熟語を覚える(42%)」「問題集をくり返し解く(39%)」に変わります。10~12月には「赤本を解く(38%)」という回答も多く、試験本番を意識した勉強を行う受験生が増えています。

 

最適な学習プランやスケジュールは人それぞれですが、先輩達の受験勉強の内容は、計画が立てる際に役立つでしょう。全国大学生活協同組合連合会の公式ウェブサイトには、このアンケート結果が先輩達の受験体験記とあわせて掲載されているので、参考にしてみてください。