歩いて大学の魅力を実感。キャンパスツアーの魅力って?

最近ではさまざまな大学が、学生などガイドに案内してもらいながらキャンパスを歩く「キャンパスツアー」と呼ばれる取り組みを実施しています。

キャンパスツアーでは、説明を聞きながらキャンパスの注目スポットを巡ったり、在学生の生の声を聞いたりできるので、大学への理解が深まります。また、質問をする機会が設けられていることが多く、具体的な情報収集をするチャンスでもあります。

 

ここではその例として、「東京大学」「同志社大学」「筑波大学」のキャンパスツアーの内容を紹介します。志望校選びの参考に、キャンパスツアーに注目してみてください。

 

名所をまわれる、東京大学のキャンパスツアー

東京大学では毎週土曜日と日曜日(年末年始、入試などの学校休講日を除く)に、学生ガイドによる東京大学公認キャンパスツアーを無料で開催しています。赤門をスタートし、安田講堂をゴールとする約2時間のコースでは、三四郎池や御殿下記念館といった多くの場所をまわります。広報センターでガイドが大学生活を紹介してくれるので、入学後のイメージを持つことに役立つでしょう。

 

重要文化財や最先端の施設を紹介。同志社大学のキャンパスツアー

同志社大学では、今出川キャンパスと京田辺キャンパスでキャンパスツアーを行っています。100年以上の歴史を誇る今出川キャンパスには、同志社礼拝堂、彰栄館、有終館、ハリス理化学館、クラーク記念館という重要文化財に指定された建築物があり、ツアーではそれらの由来やエピソードが聞けます。

 

京田辺キャンパスのツアーは最先端の研究・実験設備を有する理工学部棟や情報教育環境の整ったローム記念館・情報メディア館など、今出川キャンパスとはまた違う特長を実感できる内容です。京田辺キャンパスのキャンパスツアーは10人以上から受けつける平日キャンパスツアーのみですが、今出川キャンパスでは平日キャンパスツアーに加え、土曜日に少人数の定期キャンパスツアーも行っています。

 

2種類のコースが選べる筑波大学の団体専用キャンパスツアー

筑波大学では10~80人以内の団体を対象にキャンパスツアーを行っています。

このツアーはAコースとBコースの2種類があり、目的に応じてコースを選択できます。Aコースは大学への理解を深めることに重点をおいた1時間半程度のコース、Bコースは計算科学研究センターや外国語センター、農林技術センターなど、専門分野に応じたセンター見学を中心にした2時間半のコースです。募集時に特記事項で記入をすると、セグウェイの体験乗車ができます。

 

今回紹介した3校のように、さまざまな大学が特色を打ち出したキャンパスツアーを実施しています。オープンキャンパスとあわせてキャンパスツアーを利用すれば、入学後のイメージをより具体的に持つことができるでしょう。

特に高校2年生は大学入学に向けて意識が強くなるタイミングかと思います。開催時期や募集人数などの条件は、大学によって違うので、まずは興味がある学校の情報を確認し、志望校選びのスケジュールを考えましょう。