中3の夏休み。4つのポイントをおさえて、後悔しない志望校選びを

多くの高校で体験入学や説明会が行われる夏休みは、大事な情報が効率良く収集できるチャンスです。また、9月以降は模試の合否判定を意識した対策を立てたり、推薦入試を利用するかどうかといった具体的な計画を立てる時期となります。そのため、中学3年生の夏休みは志望校を決める大事なタイミングだと言えます。

 

志望校選びは3年間の高校生活を決めるだけでなく、その後の進路にも影響する可能性がありますから、偏差値以外のポイントにも注意して、入念に選びましょう。今回はこれから志望校を選ぶ人に向けて、意識したい4つのポイントを紹介します。

 

ポイント①将来やりたいことを考えて、目標に合った進路を選ぶ

将来の目標は特に重視したいポイントです。就きたい職業がすでに決まっている人は、その分野に関する知識や技術が得られる学部や学科を調べ、興味がある大学の見当をつけます。そして、その大学の合格実績が高い高校を調べるという形で逆算して考えると、志望校が絞り込めます。真剣に取り組みたいスポーツがある場合は、部活動の実績が高い学校を選ぶなど、高校でやりたいことを条件に選ぶことも大切です。

 

ポイント②体験入学や説明会に参加して、雰囲気や設備を確認する

体験入学や説明会は、パンフレットやホームページではわからない、校風や校舎の雰囲気や設備などの情報を得る貴重な機会です。学校生活が詳しくイメージできるようになり、入試に向けてモチベーションも高まるでしょう。学校生活や入試に関する情報がたくさん聞けるチャンスでもあるので、事前にチェックするポイントや質問したい内容を考えましょう。

 

ポイント③通学時間やラッシュ時の状況など、通学のシミュレーションをする

志望校に通うことになった場合を想定して、通学手段やかかる時間にも注意しましょう。電車やバスでの通学が必要な場合は、通学の時間がラッシュのタイミングに重なる可能性があります。3年間通うことを意識して、どれくらい混むかを調べておきましょう。

 

ポイント④第一志望の学校が上手くいかなかった時に備えて、別のプランも考える

さまざまな条件から理想的な志望校を見つけても、その学校のレベルによっては合格できない可能性もあります。万が一の場合に備えて、別の志望校も決めておきましょう。こうした第二・第三志望の場合は、ここまで紹介した条件だけではなく、自分の実力が合格ラインに達している学校を選ぶことが大切です。

 

志望校選びでは、今回紹介した基本的なポイントや、自分にとって大切な条件を考慮することが大切です。また、志望校を決める前には保護者とよく相談しましょう。悩んだ時は塾や学校の先生に相談するなど、積極的にアドバイスを聞くことも大切です。夏休みの間に志望校を確定して、合格に向けた本格的な対策を始めましょう。