楽しみながら学校見学。魅力的な学園祭を紹介します

学園祭は、楽しみながら大学の雰囲気を把握できる機会です。学園祭に力を入れている大学は多く、魅力的な学園祭を選ぶコンテストも行われています。今回はそうした学園祭の例として「学園祭グランプリ2017」でMVPになった東京外国語大学府中キャンパスと、「ベストオブ学園祭2017」で大賞を受賞した立教大学の学園祭の内容を紹介します。

 

国際色豊かなイベントを行う東京外国語大学の外語祭

東京メトロとぐるなびが運営するおでかけサイト「レッツエンジョイ東京」は、首都圏でナンバーワンの学園祭を決める学園祭グランプリを実施しています。9回目となった「学園祭グランプリ2017」では、2017年の11月22日~26日に開催された、東京外国語大学府中キャンパスの「第95回外語祭」が選ばれました。東京外国語大学府中キャンパスが学園祭グランプリのMVPを受賞するのは3回目です。

 

2017年度は「国境知らずの5日間」をテーマに掲げ、国際色豊かな学園祭が開催されました。円形広場には30の国や地域の料理店が並び、500人以上収容可能なホールでは、学部2年生が普段勉強している外国語を使った演劇「語劇」が上演されるなど、キャンパスにいながらさまざまな国の雰囲気が感じられるイベントが展開されました。他にも「世界」をテーマにした本部企画や、ゼミやサークル、部活などによる、学生の活動を実感できる催しも数多く行われました。

 

個性豊かな立教大学のセントポールズ・フェスティバル

学園祭研究グループが主体となって行われた「ベストオブ学園祭2017」では、2017年11月3日~5日に開催された、立教大学の「ST.PAUL’S FESTIVAL(セントポールズ・フェスティバル、以下 SPF)」が大賞に選ばれました。

 

2017年で33回目を迎えたSPFは「この学園祭(SPF)に関わる全ての人が、SPFを通じて新たな『主役』になり、次世代の『スター』となる。そして、誰かにとっての憧れとなり、その背中を押せるような存在であり続けてほしい」という想いをこめて、「BECOME THE STAR!!」をテーマに掲げました。そんな33回目のSPFでは、充実した飲食店や有名芸能人などによるトークショーに加えて、「HELP THE STAR!! 〜囚われのスターを救出せよ!!〜」という個性的なイベントも行われました。これはWEBを活用したアクティビティで、正門付近でもらえる赤いマスクのQRコードを読み取った後、キャンパス内を巡って手がかりの番号を探しながらゴールを目指すというものでした。学園祭期間中のキャンパスやSPFの公式WEBサイトはアメコミ(アメリカンコミックス)をイメージしたデザインが施されており、視覚的にもこだわりが見られました。

 

今回紹介した2校に限らず、多くの大学が工夫を凝らした学園祭を行っています。学園祭への参加は、受験勉強の息抜きになるだけではなく、入学後の学生生活を具体的にイメージでき、この大学に本当に通いたいかを確認する手立てになるでしょう。興味がある大学の学園祭に参加して、志望校選びの参考にしましょう。