テレメール全国一斉進学調査の結果を公開。受験生の関心が高かった大学は?

「テレメール」を展開するフロムページでは、大学進学の実態を可視化するために、2013年よりテレメール全国一斉進学調査を実施しています。2018年の4月に、2018年度入試の調査結果が、受験生が関心も持った大学のランキングと共に公開されました。

 

アンケート調査で大学ランキングを作成

テレメールは受験生が大学に大学案内や願書を請求する際に利用するサービスです。今回の調査は、その利用者のうち2018年4月からの進路が決まった方に対して、WEBのアンケートフォームでの回答を求めました。2017年10月5日~2018年4月2日の期間中に、45,333人から有効な回答を得ました。

 

質問内容は大きく「入学することを決定した学校、検討した学校」「資料請求までのルート」「入学する大学への評価、入学後の意欲」「進路選択活動」「属性情報」に分かれ、全30問、70項目からなります。受験生が関心を持った大学も尋ねており、その結果をもとに関心を持った大学のランキングが作成され、「北海道・東北」「関東」「中部」「近畿」「中国・四国」「九州・沖縄」の6つの地域の受験生別に公表されました。

 

6地域の「関心を持った大学」ランキングの上位大学は?

北海道・東北で5位までを占めた大学は、1位が東北大学(関心者数675)、2位山形大学(558)、3位北海道大学(526)、4位弘前大学(419)、5位東北学院大学(408)でした。

 

関東では1位が早稲田大学(3490)、2位明治大学(2938)、3位慶應義塾大学(2340)、4位法政大学(2069)、5位東京理科大学(2023)でした。

 

中部では1位名城大学(1251)、2位名古屋大学、3位南山大学、4位信州大学(905)、5位立命館大学(892)でした。

 

近畿は1位関西大学(1579)、2位同志社大学(1496)、3位近畿大学(1403)、4位立命館大学(1400)、5位神戸大学(1314)でした。

 

中国・四国は1位岡山大学(602)、2位広島大学(529)、3位立命館大学(401)、4位愛媛大学(341)、5位近畿大学(336)でした。

 

九州・沖縄は1位福岡大学(642)、2位九州大学(610)、3位熊本大学(452)、4位鹿児島大学(372)、5位長崎大学(369)でした。

 

関東で1位の早稲田大学は他の地域でも20位以内に入り、全国的に高い関心を集めていることがわかります。ほかにも、関東2位の明治大学が北海道・東北と中部でも20位以内にランクインしていたり、近畿で5位内にランクインした同志社大学と立命館大学が中部より西の全地域で20位以内にランクインするなど、広い地域の受験生に関心を持たれていることが示されました。

 

受験生が関心を持った大学ということでは大学の人気のバロメーターと言え、志望校選びの参考になるでしょう。