高校入試は入試までの流れを抑える事が大切

 

高校入試が初めての受験という場合、いつから対策をスタートすればよいのか、どのようなスケジュールなのかを把握できていないことも多いのではないでしょうか。

 

入試でよい結果を残すためには、まずは入試までの日数や流れ、手続きを抑えて、効率的にクリアしていく必要があります。

 

 

高校入試の日程

 

高校入試の日程は、私立と公立で時期が異なります。一般的に私立高校はスタートが早く、だいたい1月下旬から2月中旬の間で試験が行われます。

公立高校の場合、各自治体によって日程は異なりますが、だいたい2月中旬から3月上旬に行われることが多いようです。

 

なお、上記の日程は一般入試の場合であり、推薦入試の場合はそれぞれ半月〜1ヶ月ほど早まります。

 

 

高校入試までの年間スケジュール

 

入試に向けた準備は、早く開始するに越したことはありません。しかし、多くの生徒さんは中学3年生に進級してから、入試に向けた準備を本格的に始めることでしょう。

 

・一学期

まず一学期の間に、色々な高校についての情報収集を行い、志望校を絞っていきます。

6月頃になると各高校で学校説明会や、オープンキャンパス、体験授業などが実施されるので、気になる高校はここでチェックしておきましょう。

また夏休み前に、1回目の三者面談を行う学校が多いようです。ここで、中間テストや期末テストの結果を踏まえ、先生と志望校について相談します。

 

夏休みに入ると多くの塾で夏期講習が行われ、ここで努力する生徒とそうでない生徒との差が開いてきます。なるべく早い時期に志望校を絞り、志望校合格に向けた対策を行うことが大切です。

 

・二学期

二学期に入ると、10月の中間テストの結果をもとに担任と生徒との二者面談が行われます。

ここでは、現状の学力と志望校のレベルをすり合わせ、現実的に志望校を絞り込んでいきます。

これと並行して、各高校では10月から11月頃に学校説明会や入試説明会が行われ、入試に関わる大事な説明がなされるので、志望校の説明会には必ず参加してください。

 

12月になると、期末テストの結果を踏まえた上で、2回目の三者面談が行われます。

ここでは推薦入試を受験するのか、第一志望校や併願校はどこにするかなどを話し合い、最終的に受験する高校を決定、受験日程を組みます。

 

・三学期

冬休みが明けて三学期に入ると、すぐに推薦入試の願書提出があります。そして私立・公立の推薦入試、私立の一般入試、公立の一般入試という順番で順次入試が行われます。

 

 

願書の取り寄せと提出方法

 

高校入試を受験するには、試験を受けるための願書が必要です。願書を高校に提出することを「出願」といいます。

公立高校の場合は中学校で願書を配布されることが多いですが、私立高校を受験する場合は各自で用意しなければいけません。高校に出向いてもらうか、郵送してもらうなどして各自用意しましょう。

 

なお出願の際には、願書の他に中学校で作成してもらう「調査書」や、各種書類を揃える必要があるので募集要項を読み込み、不備の無いよう注意します。

 

受験料(検定料)は銀行やコンビニなどで事前に振り込み、収納証明書や領収書を願書に同封するケースが多いようです。

 

願書が用意できたら、「簡易書留郵便」や「速達・簡易書留郵便」など、高校が指定する方法で発送します。この際ポスト投函ではなく、郵便局の窓口で手続きする必要があります。

出願の日程は決められているので、期限に間に合うよう余裕をもって準備しておくことが大事です。

 

願書を提出し出願が受理されると、高校から受験票が送られてくるので、試験日当日に受験票を持参して試験に臨みます。

 

 

年間スケジュールを作って親子で共有しよう

 

中学3年の一年間は高校入試に関わるイベントが多く、子どもにとっても親にとっても慌ただしい年になります。計画的にタスクをこなしていけるよう、年間スケジュール表を作成し、親子で共有することをおすすめします。