オープンキャンパスに参加しよう

7月頃から本格的にスタートするオープンキャンパスは、志望校を決めるうえで役立つ生の情報を得ることができる貴重な機会です。

 

インターネットやオンラインの学校案内でも情報収集は行えるものの、オープンキャンパスで実際に現地に赴けば、学校の雰囲気を肌で感じられます。志望校選びだけでなく、志望校合格後のイメージ作りやモチベーションアップにも役立つはずです。

 

オープンキャンパスとは?

オープンキャンパスとは、大学や短大、専門学校などが開催している、受験生向けの体験入学イベントのことです。「オーキャン」や「OC」と略されたり、「オープンスクール」と呼ばれたりすることもあります。

 

大学のキャンパス内を見て回れるだけでなく、体験講義や学長による講演、キャンパスツアー、学食体験、サークルや部活動の紹介、入試に関する説明会、相談会など、多くのイベントが開催されるのが特徴です。インターネットやパンフレットだけでは確認できない、生の情報を得られます。

 

 

オープンキャンパスに参加するメリット

志望校選びでは、その学校に対する理想ばかりが膨らみ、「実際に入学したらイメージと違った」と後悔してしまうケースがあります。そのような入学前の理想と現実とのギャップを埋めるのに、オープンキャンパスは役立ちます。

 

志望校が絞り込めていない人や、大学でやりたいことが見つかっていない人にとっても、オープンキャンパスは有用です。キャンパスの雰囲気や先輩達の姿を見ることで、キャンパスライフをイメージしやすくなり、やりたいことが見つかるかもしれません。

 

また、総合型選抜の出願条件として、オープンキャンパスの参加が課せられている場合もあります。気になる大学がある人は、積極的に参加することをおすすめします。

 

 

オープンキャンパスに参加する前に

オープンキャンパスに参加する前に、学校のホームページなどで日程を確認しましょう。事前予約が必要な場合は予約しておきます。

 

オープンキャンパスは誰と一緒に行っても問題ありませんが、友達や保護者と参加する人が多いようです。入試や入学手続き、学費などの確認がしたい場合は、保護者同伴のほうが良いでしょう。

 

服装に関しても基本的に自由で、制服でも私服でも参加できます。先生との面談が予定されている場合は制服だと無難です。

 

また、オープンキャンパスは色々なイベントが同時開催されています。限られた時間内で効率的に学校をチェックするために、見て回りたいところや確認しておきたいことは、事前にリストアップしておくことが大切です。

 

 

当日のチェックポイント

オープンキャンパスで見ておきたい最初のポイントは、学校の雰囲気です。キャンパスの広さや清潔さ、教授の方々、在学生の様子などを「自分に合いそうか?」「充実した学生生活を送れそうか?」という観点でチェックしてみましょう。

 

次に、校舎や図書館、グラウンド、体育館、食堂といった施設が充実しているか確認します。理系に進む予定の人は、研究室や実験設備の充実度がその後の研究に関わります。入念にチェックしておくと良いでしょう。

 

模擬授業や体験講義がある場合は積極的に参加し、授業の雰囲気を体感することも大切です。

さまざまな学部・学科の授業を体験することで、今まで興味のなかった分野に興味が湧いたり、自分に合ったジャンルの学問を見つけられたりするかもしれません。

 

 

周辺地域のチェックも忘れずに!

学校の敷地内だけでなく、通学路の確認も大切なポイントです。自宅から通う場合は、公共交通機関の確認や、最寄り駅からの通学路をチェックします。

 

学生寮やアパートを借りる場合は、生活圏内の雰囲気や治安、スーパーやコンビニが近くにあるかといった利便性にも気を配る必要があります。

 

 

オープンキャンパスに参加してイメージを膨らまそう

オープンキャンパスは、学校の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会です。

漠然としていた志望校でのキャンパスライフを鮮明に描くことができれば、つらい受験勉強を乗り切る原動力になってくれるはずです。

 

少しでも興味のある学校があれば、積極的にオープンキャンパスに参加してみましょう。