受験合格には秋からの勉強が重要

夏休みが終わり秋になると、部活動をしていた生徒も引退して、勉強に本腰を入れ始めます。受験までの期間も少なくなるため、無駄な時間を作らず効率的に勉強に取り組むことが重要です。

 

しかし、まとまった時間が取りやすい夏休みとは異なり、秋は学校も再開するため、スケジュールの組み方やどんな勉強をすれば良いのかわからないかもしれません。

 

志望校合格を目指すためには、秋からの勉強方法のコツを覚えておくことが大切です。

基礎を固める

成績を伸ばすために欠かせないのが、基礎となる知識を固めておくことです。応用問題や難しい問題に取り組むことも大切ですが、難問は英単語の知識や公式といった基礎が足りないと解けません。

 

基礎知識が不足していて応用問題を解くことができない場合は、まずは基礎固めから行いましょう。基礎を固めて苦手分野を克服していけば、自ずと成績も上がっていきます。

 

また、基礎が固まっていない秋の早い時期から、過去問に手を出す必要はありません。特に、現役生の場合は、過去問を解けるだけの力がまだ身についていない可能性もあります。

過去問が思うように解けず、やる気を失ってしまうこともあるはずです。

 

少しずつ問題の難易度を上げていき、確実に基礎や応用問題が解ける力をつけてから過去問に取り組むことをおすすめします。

 

 

志望校向けの対策を行う

基礎固めが終わったら、志望校の出題傾向に合わせて勉強を行います。過去問を3~5年分ほど解いて、志望校の出題傾向や問題形式に慣れるようにしましょう。

過去問は解いたら終わりではなく、解けなかった問題の解説を読んだり、先生に聞いたりして、わからない知識を減らすことが重要です。

 

志望校がまだ定まっていない場合は、早いうちに第1志望の大学を決めておくこともポイントです。受験問題の難易度や出題傾向は、大学ごとに異なります。

志望校を決めておけば、勉強の方向性を定めやすくなり、無駄な勉強に費やす時間を減らせます。

 

また、志望校を決めておけば、受験勉強に対するモチベーションを保ちやすくなり、志望校を決めていない人よりも勉強に打ち込めるはずです。

 

 

手を広げ過ぎない

勉強の手を広げ過ぎないことも大切です。例えば、さまざまな参考書や問題集に取り込んでも、すべてが中途半端になっては意味がありません。1つの問題集を完璧になるまで何度も解いた方が、結果として成績は上がっていきます。

 

また、受験までの残り日数や1日に使える勉強時間を踏まえたうえで、勉強の優先順位をつけることも重要です。得点を伸ばしやすい範囲に注力して勉強した方が、効率的に成績を伸ばせます。

 

 

模試の結果は参考までに

秋頃から、模試を受ける機会も増えるはずです。

模試を受ける際は、判定結果を気にし過ぎないようにしましょう。模試の結果が悪くても、成績が伸びて合格する受験生もいます。逆に、模試ではA判定やB判定だったのに本番では不合格になることもあり得ます。

 

判定を気にするのではなく、間違えた部分やわからなかった部分を復習することが重要です。丁寧に模試の見直しを行い、自分の弱点をつぶしていけば、結果として成績も伸びていきます。

 

 

生活習慣を見直す

夜更かしをしていたり、朝ご飯を食べないことが多かったりする場合は、生活習慣を見直しましょう。

規則正しい生活習慣を心がけていれば、体調ややる気を維持しやすくなり、より万全なコンディションで勉強を行えます。

 

また、一般的に受験は朝から行われるものです。睡眠や食事といった生活面の見直しは、本番で力を発揮するためにも欠かせません。

 

 

基礎を固めるのが秋の勉強法のコツ

勉強は、毎日の積み重ねでできるようになっていきます。成績を伸ばすには、基礎となる知識をしっかり固めることが重要です。

基礎を固めたうえで過去問などの応用問題に取り組めば、何がわからないのかを正確に判断でき、弱点をつぶしやすくなります。

 

また、万全のコンディションで勉強するために、生活習慣の見直しも欠かせません。限られた時間の中で、着実にできることからこなしていきましょう。