授業に集中するのは難しい?

高校生は、部活や私生活など忙しい毎日を送っています。疲れて授業に集中できない方も多いはずです。

また、人の集中力は最長でも90分程度しか続かないとされていて、平均時間はさらに短くなります。学校の授業は基本的に50分程度なので、授業中に最初から最後まで集中できている人は少ないと考えられます。

 

では、学校の授業を集中して受けるには、どうすれば良いのでしょうか。

授業で学んだ知識を効率良く定着させるために、授業に集中できない主な理由や対処法を知っておきましょう。

 

授業に集中できない理由1:誘惑が多い

授業や勉強に集中できない理由に、誘惑が多いことが挙げられます。

例えば、机の上に授業に関係ないものが置いてあると、意識がそちらに向いてしまいます。

 

筆記用具やノートなどはできるだけシンプルなものを用意して、必要最低限のものだけ机に置いておくのがおすすめです。

 

 

授業に集中できない理由2:心配事がある

心配事や悩みがあると、無意識にそのことで頭がいっぱいになってしまいます。何らかの心配事がある場合は、先生や保護者、先輩、友人などに相談してみてください。

悩みを解決できなくても、人に話して共有するだけで気持ちが楽になります。

 

人に話したくない場合は、寝る前や登校前などに紙に書き出してみるのもおすすめです。頭の中が整理されるので、授業に集中しやすくなります。

 

 

授業に集中できない理由3:寝不足

睡眠時間が足りないと、脳が正常に働かなくなります。授業に集中できない、内容を理解できないと悩んでいる場合は、睡眠時間を見直してみましょう。

 

特に、スマートフォンやゲーム機、パソコンなどのディスプレイから発せられるブルーライトは、睡眠の質を下げる原因になるといわれています。寝る1時間程度前から、画面を見ないようにしましょう。

手元にあるとどうしても触ってしまい、夜更かしの原因になるため、寝室に持ち込まないなどのルールを作っておくのもおすすめです。

 

また、朝食を抜くことも、集中力が落ちる原因になります。朝起きたらしっかりとご飯を食べる習慣を心がけることも大切です。

 

 

集中できない授業こそ予習・復習が大切

授業に集中できない場合は、予習・復習に力を入れることが大切です。授業の内容がわからないと、余計に集中力が落ちてしまいます。

事前に予習を行い授業で習う情報をある程度把握しておく、復習して知識を定着させるという習慣を作れば、集中力が落ちるのを防ぎやすくなるでしょう。

 

また、授業でわからなかった点はすぐ解決することも大切です。どれだけ予習・復習を行っても、わからない単元は出てきます。授業についていけない、わからないから集中できないといった事態につながる恐れがあるため、早めに先生に聞いてみてください。

 

 

重要だと思うことをメモする

自分に興味のない内容を聞かされているだけの授業は、どうしても集中力が落ちやすくなります。受け身の姿勢で授業を聞くのではなく、能動的に授業に参加することを心がけましょう。

例えば「授業で習ったことを自分が人に教える」という状況になったら、集中して授業を聞こうと考えるはずです。

 

とはいえ、最初から最後まで集中力を保ち続けることは簡単ではありません。授業の中で重要な部分を見つけ出し、メモを取る意識を持って授業を聞いてみるのがポイントです。

 

 

休み時間に休憩を取る

昼休みや授業の合間の休み時間に仮眠を取るのもおすすめです。短い時間でも眠ることで眠気がおさまり、授業に集中しやすくなります。

また、睡眠後に体を伸ばしたり、大きく深呼吸を行ったりするのも良いでしょう。新鮮な酸素をたくさん取り込むことで、頭をすっきりさせることができます。

 

忙しい日々を送っている高校生にとって、授業を集中して聞くのは難しいかもしれません。ご紹介したコツを活用して、集中力アップを目指してみてください。