便利なスマホが勉強の妨げにも……

スマホ(スマートフォン)は現代社会に欠かせないアイテムのひとつです。学生の方も、毎日スマホを使っているのではないでしょうか。

 

便利な反面、スマホが勉強の妨げになることも考えられます。受験生は、スマホをどのように扱えば良いのでしょうか。

 

受験生がスマホを使うデメリット

スマホにインストールされているゲームや動画、マンガといった娯楽系のアプリは、勉強中の誘惑になります。日常的に持ち歩くうえに、気軽に起動できるため、勉強がはかどらない原因になります。

 

また、友人からの連絡やSNSでのやり取りなども、デメリットのひとつです。勉強中も通知が気になったり、返信をしたりしていると、集中力が途切れてしまいます。

場合によっては、友人の「模試の成績が良かった」などのコメントを見て、落ち込んでしまうことも考えられます。

 

勉強に差し障りがない場合は不要ですが、何らかの影響を受けると感じた場合は、スマホを封印してみてはいかがでしょうか。

 

 

スマホを封印する方法1「近くに置かない」

スマホをつい触ってしまう場合は、勉強中は手の届かない場所に置くのが最も簡単な対処法です。勉強する部屋にはスマホを持ち込まない、親に預かってもらう、箱の中にしまっておくといった方法が考えられます。

 

親に預ける場合は、自分しかわからないパスワードを設定する、通知が表示されないようにするといった対策を行っておきましょう。

 

ただし、スマホは緊急連絡用途でも使えるため、この方法は外出先では不便になりやすいです。外出先では、他の方法を試すと良いでしょう。

 

 

スマホを封印する方法2「ゲームアプリを削除する」

ゲームやマンガ、SNSなど、普段よく使っているアプリを削除する方法もおすすめです。アプリが削除されてしまえば、時間を割く必要もなくなります。

アプリ内のデータが消えてしまうと困る場合は、ホーム画面から消したり、ランチャーアプリ(ホームアプリ)や機種の機能でアプリを非表示にしたりすると良いでしょう。SNSの場合は、通知をオフにするのも有効です。

 

加えて、ホーム画面に表示されるアプリを時計やアラーム、電話機能といった日常的に必要なものだけにすれば、不必要にアプリに時間を取られることはなくなるはずです。

 

 

スマホを封印する方法3「使用時間を決める」

スマホを完全に封印せずに、時間制限を設けるのも良いでしょう。勉強を終わらせてから2時間までスマホを使って良い、食後10分間はSNSを見ても良いなど、スマホを使う時間をルール化すれば、勉強と息抜きのメリハリをつけられます。

 

 

スマホを封印する方法4「アプリを活用する」

どうしてもスマホを何時間も触ってしまう、気付いたら何時間も時間が経っていたという経験がある場合は、スマホを使える時間を制限するアプリを入れるのもおすすめです。

 

「平日のこの時間はスマホのロックが解除できない」「使用上限を超えるとその日はロックされる」といったアプリなら、スマホの使い過ぎを防げます。

 

 

どうしても触ってしまう場合は勉強に活用しよう

どうしてもスマホの制限が難しい場合は、スマホを勉強に活用してみてはいかがでしょうか。

例えば、勉強のスケジュールをスマホのカレンダーで管理したり、スマホに勉強日記をつけたりすれば、勉強の記録を残しやすくなります。

 

暗記用のアプリを入れたり、言語設定を英語にして単語の勉強に活用したりするのもおすすめです。ちょっとした隙間時間も有効活用できます。

 

また、スマホを触りたくなるのは、勉強に対する集中力が切れているのが理由です。体を動かしたり、外の空気を吸ったりしてリフレッシュするのも良いでしょう。

完全に遮断するのは難しいかもしれませんが、スマホに気を取られていては勉強が思うように進みません。

上手にスマホと付き合って、受験勉強に取り組みましょう。