大人になっても勉強は面倒なもの

「勉強しなさい」と口酸っぱく怒ったり、子どもが勉強しないことに悩んだりしていませんか? つまらないと思いながら勉強を無理やり続けても、成果はなかなか上がりません。

 

どうすれば、子どもが勉強を楽しんでくれるのでしょうか。

 

勉強をつまらないと感じる理由

なぜ人は、勉強をつまらないと感じるのでしょうか。

 

1つ目の理由が、勉強する理由や目的がわからないことです。

勉強する意味がわからず、義務的に続けているだけでは、面白くなるわけがありません。「将来役に立つから」と聞かされても、子どもが遠い未来を正確に見越すのは難しいでしょう。

 

2つ目の理由が、「勉強しなさい」と言われるのが嫌だからです。家に帰ってすぐ、勉強しなさいと言われ続けた結果、勉強が嫌になることも考えられます。

勉強しろというのではなく、子どもの様子を見守ってあげることも必要です。

 

3つ目の理由として、勉強しても成果が出ない点も挙げられます。基本的に、勉強はすぐに成果が出るものではありません。がんばったのに結果が見られず、つまらないと感じてしまうこともあるでしょう。

 

 

勉強が楽しくなるとどうなる?

勉強が楽しいと思える人は、知的好奇心が旺盛です。勉強することによって、たくさんの知識が手に入ります。

知識が増えた結果、将来の選択肢を広げることができます。

 

また、「知識」というのは、公式や英単語といった受験に関係するものだけではありません。「○○という成分は××と混ぜてはいけない」「この言葉はこんなシーンで使える」なども、立派な知識です。

日常生活や、他の人とのコミュニケーションを豊かにすることにもつながります。

 

しかし、たくさんのメリットがあるとわかっていても、楽しめるかどうかは別問題です。

どうすれば、勉強は楽しく行えるのでしょうか。

 

 

勉強を楽しくする方法1:ゲーム感覚で勉強する

勉強がつまらないのは、楽しい遊びと真逆にあるものだと考えているからです。ゲーム感覚で勉強をすれば、勉強に対する姿勢を変えるきっかけになるかもしれません。

 

制限時間内にどれだけ問題を解けるか、ミスなく連続で何問答えられるかなど、ゲーム感覚で勉強してみてはいかがでしょうか。

過去の自分の記録をメモしておけば、それを更新していくことで成長も実感できます。

 

 

勉強を楽しくする方法2:小さな目標を立てる

目標を立てることも有効です。自分が立てた目標をクリアしていくのは、勉強を続けるモチベーションになります。やるべきことが明確になり、勉強を効率的に行える点もメリットです。

目標を達成することで、大きな達成感や自信も得られます。

 

ただし、目標が大きすぎたり、達成までに時間がかかったりするものだと、効果は期待できません。無理のない範囲で時間のかかりにくい目標を立てて、少しずつ達成していくことがポイントです。

 

 

勉強を楽しくする方法3:友達と一緒に勉強する

1人で勉強するのがつまらない時は、友達と一緒に勉強するのもおすすめです。

例えば、友達とクイズを出し合う形式で問題を解けば、普段よりも勉強を楽しいと感じやすくなります。

 

また、一緒に勉強すると競争意識が芽生えます。「○○君・○○ちゃんには負けたくない」といった気持ちから、勉強に対するモチベーションが上がる効果も期待できます。

 

 

勉強を楽しくする方法4:勉強したごほうびを用意する

勉強しようと感じていても、椅子に座るのが面倒くさい時は、勉強するための動機を作ってみてはいかがでしょうか。

「今日の勉強を終わらせたら1時間ゲームができる」「次のテストで満点を取ったら好きなお菓子を買ってもらう」など、ごほうびがあればモチベーションも上がります。勉強を楽しいと思うきっかけになるかもしれません。

 

ただし、ごほうびがないから勉強しない、という考えにならないよう、ごほうびの程度には注意が必要です。

 

勉強は、やり方次第で楽しく行えるものです。さまざまな方法を試してみて、自分に合った勉強法を見つけてみてください。