英語の苦手意識は「好き」に変えることが大事

受験はもちろん、将来においても英語力は重要だと感じているものの、英語に対して苦手意識があり、なかなか学習が進まずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

英語に苦手意識を持っていては、勉強に対する集中力が続きません。

 

英語が得意になるには、嫌いや苦手といった意識を捨てて、英語を楽しく勉強することが大切です。

 

英語が嫌い・苦手になりやすい原因は?

学校の定期試験や入学試験には、厳しい採点基準が設けられています。「この文章を和訳せよ」という問題なら、大まかな意味を捉えられていても、単語の抜け漏れがあれば減点や不正解となってしまうでしょう。

 

和訳や文法、アクセントなどでミスが許されず、完璧を目指さなければいけないという印象が、苦手意識を持ちやすい原因として考えられます。

 

他にも、勉強しても上達しているのかわからない、伝えたいことを英語で表現できないといった体験も、英語に苦手意識を持ちやすい原因です。

アウトプットする機会が少なく、自分の英語力が向上しているのかわからない状況では、モチベーションを保つことも難しくなってしまいます。

 

 

自分が興味のあることと関連付けよう

英語嫌いや苦手意識を克服したい方は、自分が興味のあることに関連付けて英語の勉強をしてみてはいかがでしょうか。

スポーツや映画、音楽、マンガ、アニメ、旅行など、どのようなことでも構いません。自分が興味のあることを絡めて英語に触れることで、モチベーションも保ちやすくなります。

 

映画やドラマが好きな方は、音声は英語、字幕は日本語や英語にして視聴すれば、リスニングの勉強になります。字幕は聞き取れない部分を補うのに使用し、音を聞き取るのに集中するのがコツです。

何度も見ているものや、内容が簡単な作品だと、聞き取りやすくなります。

 

音楽が好きな方なら、洋楽を聞いて英語の発音を勉強したり、歌詞を見て英単語を覚えたりするのもおすすめです。

 

他にも、自分が好きなマンガの英語版を読んでみる、動画サイトで外国人の動画を視聴してみるといった方法でも良いでしょう。

自分が楽しめる方法なら、ポジティブな気持ちで英語の学習に取り組みやすくなります。

 

 

実際に使ってみるのもおすすめ

英語は、日本語と同じ言語です。日本人が日本語でコミュニケーションを取っているのと同様に、外国では英語で日常的に会話が行われています。

机に向かって英語の勉強をするだけでなく、実際に使ってみるのも良いでしょう。

 

例えば、SNSサイトを活用すれば、外国人と英語でコミュニケーションを取ることができます。投稿に英語でコメントするだけで、自分が伝えたい内容を英語で考える練習になります。

知らない人と英語で会話するのは気が引けるという人は、家族内や友人間で、英語を使って話す時間を設けてみるのも良いでしょう。

 

 

少しずつ成功を積み重ねることが大切

勉強のモチベーションを保つのは、簡単なことではありません。長期的な目標だけでなく、あまり時間をかけずに達成できそうな短期的な目標も立てておくことが大切です。

 

「英語を話せるようになる」「受験で良い点が取りたい」といった漫然とした目標だと、モチベーションを維持しにくくなります。

目標の難易度が高すぎたり、たくさんの単語を一度に覚えようとしたりすると、挫折にもつながりかねません。

 

「自己紹介を英語でできるようになる」「単語帳5ページを覚えきる」など、比較的短時間で達成できそうな目標を設定して、挫折を防ぎましょう。

自分の成長を実感できる成功体験を積み重ねていくことが、英語に対する苦手意識の克服につながります。

 

英語の勉強は、学校の定期試験や受験以外でも役立ちます。ミスを恐れずに、楽しみながら英語を勉強してみてはいかがでしょうか。