小学生に習い事は必要なの?

小学生になると、習い事をする子どもの割合が増加します。「○○君は習い事だから遊べない」などと耳にして、我が子には何もさせなくて大丈夫だろうかと、不安になってしまうかもしれません。

 

しかし、みんなやっているからという理由だけでさせても良いものか、させるなら何が良いのかなど、習い事に関する悩みは尽きることがありません。

小学生の子どもに習い事をさせると、どのような効果が期待できるのでしょうか。

 

習い事をするメリット1:学校以外の友達ができる

習い事では、他の学校や別学年の子どもと一緒にレッスンを受けることがあります。

学校以外の場所で人との関わりができることで、たくさんの友人ができたり、視野が広がったりするきっかけになります。

 

特に、サッカーや野球など、チームで行う運動系の習い事なら、協調性や忍耐力を学ぶことにつながるでしょう。体を動かすことで、運動不足の解消や、心身の発育につながる効果も期待できます。

 

 

習い事をするメリット2:自信がつく

習い事を行うと、徐々にできることが増えていきます。

例えば、クロールで25メートル泳げるようになる、ピアノを弾けるようになるなど、できなかったことができるようになる経験を積むことで、自分に自信を持てるようになります。

スポーツや楽器、絵画などの習い事なら、学校の運動会や文化祭といった行事で活躍できるかもしれません。

 

子どもの頃の経験は、その後の考え方にも影響を与えます。「自分にはこんなことができるんだ」と思えるようになることは、子どもにとって大きな財産になるでしょう。

 

 

習い事をするデメリットはある?

メリットも多い一方で、習い事がデメリットになることも考えられます。

例えば、小学校が終わってから習い事に行くと、家に帰る時間は遅くなります。習い事によっては、自分で練習や復習が必要になることもあるでしょう。習い事の時間が長くなった結果、生活リズムが崩れる可能性があります。

 

また、習い事をすると、友達と遊べる自由時間が減ります。友人関係が悪化したり、子どもにストレスがかかったりする可能性も捨てきれません。

 

親の視点から考えると、月謝や道具代、交通費など、ある程度の金銭的負担がかかる点も、習い事のデメリットになります。

 

 

小学生に人気の習い事

小学生に習わせることができる習い事は、非常に多くの種類があります。どれにすれば良いのか、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

 

小学生の定番の習い事としては、ピアノや英会話、プログラミング、水泳、野球、サッカー、ダンス、武道、そろばん、学習塾、書道などが挙げられます。

中でも、小学校の授業で必修化されたプログラミングや英語などは、人気を集めています。

 

我が子にどのような習い事をさせれば良いのか悩んだ時は、人気の習い事から考えてみるのも良いでしょう。

 

 

習い事の増やし過ぎはNG

子どもにたくさんのことを経験してもらいたいからと、いくつも習い事を掛け持ちさせるのは避けましょう。

費用的な負担がかかるだけでなく、忙しさから子どもにストレスがたまったり、習得効率が落ちて全てが中途半端になったりすることがあります。

 

基本的には、ピアノや英語、学習塾といった文科系の習い事と、スポーツ系の習い事を1つずつ、計2つを目安にするのがおすすめです。

 

 

子どもの意見を尊重することが大切

習い事を実際にするのは子どもです。「親にいわれたから」という消極的な理由で習い事を続けていると、ストレスを感じたり、効果が出なかったりする可能性があります。

 

反対に、子ども自らが興味を持ったことをやらせてあげれば、高い学習効果が期待できます。

子どもと話し合う、習い事をするかどうか本人に決めさせるなど、子どもの意見を尊重することが、習い事選びのポイントです。