【高校受験】合格に向けた中学3年生のスケジュールの立て方と長期休暇の過ごし方
高校受験はスケジュールの立て方が大切
中学3年生になると、高校受験本番が近づいてきます。本番までに残された時間は、刻々と減っていくため、焦りを感じることもあるはずです。
志望校合格を目指すためには、受験までの大まかなスケジュールを立てることが大切です。
具体的には、どのようにスケジュールを考えれば良いのでしょうか。
基本的なスケジュールの考え方
学校によって異なりますが、高校の入学試験(一般入試)は1月から3月頃に行われます。自分が受験する予定の高校の受験日から、逆算してスケジュールを立てることが大切です。
基本的には、中学3年生の1学期は部活動もあるため、無理に受験勉強に本腰を入れる必要はありません。定期テストの勉強を中心に行い、基礎を固めることを心がけてください。
1学期が終わると、自由時間を取りやすい夏休みに入ります。部活動をしている場合は、大会が残っているかもしれませんが、終わり次第勉強を始めましょう。
2学期以降はまとまった時間を確保しにくいので、夏の間に本格的に勉強を行う必要があります。
2学期が始まったら、志望校を確定させましょう。モチベーションアップにもつながるので、冬までに志望校を決めておくのがおすすめです。
勉強の面では、応用問題の取り組みを増やしたり、模試にチャレンジしてみたりして、自分がどれくらいの立ち位置なのか確認すると良いでしょう。
冬休みが終わり、年が明けたら入試の時期です。過去問や予想問題集などを解いて、志望校の出題傾向に慣れておきましょう。
長期休暇の過ごし方がポイント
学校がある間は、どうしても自習できる時間が限られてしまいます。夏休みや冬休みなど、まとまった時間が取りやすい長期休暇の過ごし方がポイントです。
例えば、高校受験直前の冬休みに必要な勉強時間は、1日8時間程度とされています。難関校を受験したり、受験校のレベルが自分の学力よりも高かったりする場合は、10時間勉強する受験生もいるようです。
とはいえ、長時間集中して勉強するのは大人でも難しいことです。要点を絞って、効率的に勉強を行うことも心がけましょう。
夏休みは習ったことの総復習を行おう
時間が取れる夏休みは、今までに習ったことの総復習を行うのがおすすめです。中学1年生から中学3年生の1学期までに習ったことを、夏の間に復習しておけば、2学期以降は新しく習う範囲の勉強に注力できます。
ただし、これまで部活動を頑張ってきた人は、勉強する習慣が身についていないかもしれません。毎日勉強する習慣を身につけることから始めてみてください。
冬休みは過去問と苦手分野の対策がメイン
冬休みにおすすめの勉強は、過去問を解くことと、苦手分野の対策を行うことの2つです。
冬休みが始まったら、志望校の過去問にチャレンジしてみましょう。過去問を解くことで、志望校の問題の傾向や、自分の苦手分野を把握できます。
何を勉強すれば良いのか明らかになるので、受験直前の勉強を効率的に行えます。
過去問を解いて苦手分野を把握できたら、その対策を行うことも大切です。
過去問でたくさん間違えた単元や、模試で答えられなかった単元を重点的に勉強して、苦手分野を潰せば、合格点に近づいていきます。
受験直前は体調管理が重要
高校受験が行われる時期は、インフルエンザや風邪が流行しやすい時期でもあります。受験当日に体調を崩してしまい、全力を出せないこともあるでしょう。
インフルエンザや風邪にかからないために、体調管理を徹底することも大切です。帰ってきたら手洗い・うがいを必ずする、夜更かしはしないなど、風邪を引かないために対策を行いましょう。栄養バランスの取れた食事や、適度な運動も有効です。
受験のコツは、いかに効率的に勉強時間を確保できるかです。早い段階で大まかなスケジュールを立てて、志望校合格を目指しましょう。