単語帳の効果的な使い方。効率的に覚えて英語を得意教科にしよう
英語の勉強に単語帳は必須!
英語を読んだり、書いたりするには、英単語の知識が不可欠です。長文を読んで英単語を覚えることもできますが、大学受験で求められる英単語の知識は多岐にわたります。
長文読解だけで英単語を覚えようとするのは、効率的とはいえません。英単語を覚えるには、単語帳を活用するのがおすすめです。
ただし、単語帳をただ眺めるだけでは、なかなか覚えることはできません。効率的に英単語を覚えるには、単語帳を正しい方法で使うことが大切です。
単語帳の使い方1:同じ単語帳を繰り返す
人の脳は、覚えたことを忘れてしまうものです。1回単語帳を見ただけでは記憶として定着せず、成績も上がりません。同じ単語帳を何回も繰り返し勉強することが大切です。
1回目は英語と日本語を覚える、2回目は赤シートを使って英語や日本語訳を覚えているか確認する、3回目は2回目で間違った単語をやり直すなど、単語帳を何回も読み返しましょう。
基本的には、1冊の単語帳の内容を覚えきることを目標に勉強を続けてください。
ただし、受験が近づいてくると「ほぼマスターした」ということも考えられます。そのような時は、別の単語帳を使ってみるのも有効です。
単語帳の使い方2:自分に合ったものを使う
収録されている英単語のレベルは、初心者向けや難関大学向けなど、単語帳によって異なります。自分のレベルに合った単語帳を使用することも大切です。
友達が使っている単語帳の方が使いやすそうだったとしても、自分のレベルに合っていなければ、勉強の効果が薄れてしまいます。
また、解説に力を入れていたり、イラストが豊富で視覚的にイメージしやすかったりと、単語帳によって特徴もさまざまです。
自分が見やすい、わかりやすいと感じる単語帳を活用しましょう。
単語帳の使い方3:毎日継続する
単語帳は、毎日継続して使いましょう。「1日2ページやる」「1日50語は確認する」などとルールを決めておくと、勉強を習慣化しやすくなります。
他の勉強との兼ね合いもあるため、無理のない範囲でルールを作りましょう。ルールを作る時は、単語帳を1周するのにかかる時間から考えるのがコツです。
例えば、3,000語収録されている単語帳を2カ月(60日)で終わらせたいのであれば、1日に50語は勉強する必要があります。
単語帳の使い方4:音読して覚える
単語帳を静かに眺めているだけでは、なかなか単語を覚えることはできません。単語帳を使う時は、音読することをおすすめします。
声に出したり、耳で聞いたりすることで、記憶に残りやすくなります。発音の練習になる点も音読のメリットです。発音がわからない時は、スマートフォンの翻訳アプリなどで確認しておきましょう。
自分で単語帳を作るのもおすすめ
市販の単語帳で使いやすいものが見つからないという時は、自分だけの単語帳を作るのがおすすめです。
オリジナルの単語帳なら、自分が苦手な単語や熟語だけを効率的に勉強できます。自分のレベルに合わせて単語を追加したり、入れ替えたりすることも可能です。
単語帳を作る過程で、自然と単語を覚える効果も期待できます。
単語帳を自作する時のポイント
リング穴が付いたカードやノート、スマートフォンのアプリなど、オリジナルの単語帳作りには何を使っても問題ありません。自分が作りやすく、使いやすいもので単語帳を作りましょう。
ただし、単語帳作りには時間と労力が必要です。英語以外の勉強もする必要があるため、単語帳作りだけに時間を割くことはできません。
覚えたい英単語がたくさんある時も、一度にカードやノートをたくさん作るのは避けましょう。カードやノートを作った時点で、やる気を失ってしまう恐れがあります。毎日、少しずつ単語帳を作っていくことがポイントです。
また、自作の単語帳には必要最低限の情報だけ書き込むことをおすすめします。余計な情報を詰めすぎると、英単語を覚えるという本来の目的が希薄になってしまいます。
単語帳を活用して、効率的に英単語を勉強しましょう。