多くの日本人が苦手としている英語のスピーキング

英語の勉強ではリーディング(読む)、ライティング(書く)、リスニング(聞く)、スピーキング(話す)という4つの能力が求められます。中でも、多くの日本人が苦手といわれるのがスピーキングです。

実際に、「英語の勉強をしているのに英会話は苦手」という方は多いのではないでしょうか。

 

スピーキング力を効率的に鍛えるには、なぜスピーキングが上達しないのかを知ったうえで、効率的な方法で練習することが大切です。

 

 

スピーキングが上達しない理由1:語彙力や文法力の不足

英語で人と話すには、自分自身で英語の文章を考えなければいけません。そのためには、語彙力や文法力、表現力といった基礎的な英語の知識が必須です。

 

例えば、英単語・英熟語の知識が不足していると、自分が言いたいことをどう表現すれば良いのかわかりません。正しい発音を知らなければ、相手に発言を理解してもらえない、内容を聞き取れないといったこともあるでしょう。

スピーキングにおいて、語彙力や文法力といった基礎的な英語の知識は必須です。

 

 

スピーキングが上達しない理由2:アウトプットに慣れていない

どれだけ英語の知識を備えていたとしても、実際に使う機会が少なければスピーキング力を身に着けるのは難しいものです。語彙力や文法力はあるのにスピーキングが苦手な方は、アウトプットの量が不足している可能性があります。

 

英単語や文法といった基礎的な勉強に加えて、実際に声に出して使ってみる機会を設けることが大切です。

 

 

スピーキングが上達しない理由3:勉強方法を間違えている

勉強方法を間違えているため、スピーキングが上達しない可能性も考えられます。

例えば、語彙力が少ない状態で英会話をたくさん行っても、スピーキング力は上達しません。聞き取れない、言いたいことを表現できないといった失敗が積み重なり、英会話に抵抗感を持ってしまう場合があります。

 

反対に、英単語や文法の勉強をするだけで、英会話の機会を設けなければ、スピーキング力は上達しないでしょう。

 

 

スピーキング上達には基礎固めが大切!

最低限の語彙力や文法力がなければ、英語の文章を考えることはできません。スピーキング力を高めるには、最初に英単語や英文法といった基礎を固めることが重要です。

 

会話でよく使う単語やフレーズを覚えていくことで、スピーキング上達が期待できます。

 

 

英会話ならではの発音に慣れよう

実際の英会話では、単語同士をつなげて発音したり、ある音が飛ばされたりして、元々の単語から発音が変化することもあります。スピーキング上達のためには、英会話ならではの発音を知ることも大切です。

 

英語を話す練習だけでなく、英語の音声を聞いてリスニング力を高める練習も行いましょう。聞こえてくる英文を追いかけるように声に出す「シャドーイング」にチャレンジするのもおすすめです。

 

 

実際に会話してみることも大切

スピーキング力を鍛えるには、実際に英語で話すことも大切です。アウトプットの機会を増やすことで、勉強した英単語や文法の知識を定着させられます。

 

オンラインで英会話教室を受講する、友達と英語で話してみる、インターネット上で日本語を勉強している外国人と会話するなど、どのような方法でも問題ありません。実際に英語を使う機会を増やして、英会話に慣れていきましょう。

 

いきなり他人と会話をするのが難しい時は、英語で独り言を呟いてみるのもおすすめです。

 

 

間違いを恐れないことがスピーキング力アップの鍵

自分のペースで行える読み書きと異なり、スピーキングは物事を考える時間が限られます。とっさに発言を求められ、発音や文法を間違えてしまうこともあるでしょう。

とはいえ、外国語をスムーズに話すのは、大抵の人にとって難しいことです。失敗は当然のことだと割り切って、間違いを恐れずに話すことも心がけましょう。

 

日本人にとっての日本語と同様に、英語はコミュニケーションを取るための手段です。相手に言いたいことが伝われば、多少文法を間違えていたとしても大きな問題にはなりません。

たくさん英語を話す機会を設けて、スピーキング力上達を目指しましょう。