幼児教育には木製のおもちゃがおすすめ

遊びを通じて子どもの知能の発達を促すことができる知育玩具。プラスチック製のおもちゃが多く出回っていますが、木製のおもちゃも根強い人気を誇ります。

 

木のおもちゃは子どもの成長に良いとされることもありますが、それはなぜなのでしょうか。木のおもちゃの持つ効果を知って、子どもの健やかな成長に役立てましょう。

 

メリット1:木のぬくもりを感じられる

木製の商品は「温かみやぬくもりがある」と評されることもありますが、これはイメージだけの話ではありません。

木は、プラスチックに比べると断熱性や保温性に優れています。木の内部にある無数の穴に含まれた空気が断熱材の役割を果たすのが、木から温かみを感じられる理由です。

 

プラスチック製のおもちゃにはない温かみや滑らかな手触り、香りなどを通じて、子どもの五感を育むことができます。

 

 

メリット2:想像力を育める

木で作られたおもちゃの多くは、シンプルな作りをしています。ボタンを押すと光ったり、動いたり、音が鳴ったりすることは基本的にありません。

 

そのため、子どもは自分で遊び方を考えることになります。例えば、積み木ならば何かに見立てて組み立てたり、積み木同士をぶつけて音を出したりすることが可能です。

シンプルなおもちゃだからこそ、幅広い遊び方ができる木製のおもちゃは、子どもの想像力を育むことにもつながります。

 

 

メリット3:丈夫で壊れにくい

商品の作りにもよりますが、木のおもちゃは丈夫で壊れにくいです。落としても割れたり、折れたりするリスクが低いので、プラスチック製のおもちゃに比べると長持ちします。

 

しっかりとお手入れして大事にすれば、長く愛用できる点も、木製のおもちゃならではのメリットといえるでしょう。

プラスチック製のおもちゃに比べると価格は高い傾向にありますが、その分長く使えることを考えると、コストパフォーマンスには優れています。

 

 

メリット4:木育につながる

「木育」とは、木を使うことを通じて、木や森との関わりを考える豊かな心を育む取り組みです。木に触れる、木を使って遊ぶなど、多くの活動が木育に当たります。

 

木製のおもちゃで遊ぶことも、木育の一種といえます。木のおもちゃに触れることで、自然に対する思いやりなどを身につける効果も期待できるでしょう。

 

 

木製のおもちゃにデメリットはない?

多くのメリットがある木製のおもちゃですが、デメリットもいくつか考えられます。

 

例えば、木製のおもちゃはプラスチック製に比べると重いです。投げたおもちゃが人に当たってけがをしたり、他の家具に傷をつけたりする可能性があります。

保護者の方がしっかりと見守り、安全に配慮することが大切です。

 

また、木は水や湿気に弱い素材です。ぬれるとカビが生える恐れがあるため、基本的には水洗いができません。保管の際も湿気対策を行う必要があるなど、お手入れに手間がかかりやすい点は、木製のおもちゃのデメリットといえます。

 

 

木製の知育玩具の選び方

知育玩具は、子どもの成長に合わせて用意することが大切です。

生まれて間もない赤ちゃんなら、手に取りやすく、舐めても問題ない素材が使われているものを選ぶと良いでしょう。子どもの口より大きなサイズだと、誤飲を防げます。

 

また、木製の知育玩具と一口にいっても、音を楽しんだり、複数人で楽しめたりと、その遊び方は大きく異なります。子どもの興味を引きやすいおもちゃを選ぶことも重要です。

 

 

お手入れも安全に遊ぶためのコツ

木製のおもちゃは、しっかりとお手入れを行えば長く使うことができます。安全に遊べるように、使い終わった後はしっかりとお手入れを行いましょう。

 

前述のとおり、木のおもちゃは水や湿気に弱いです。水洗いは避けて、使い終わったら柔らかい布で乾拭きを行ってください。

よだれなどが付着している時は、固く絞った布で水拭きしましょう。水拭きをした後は、日陰でしっかりと乾燥させることがポイントです。

 

木製のおもちゃは、プラスチック製のおもちゃにはないさまざまな魅力を持っています。子ども用に知育玩具を探している保護者の方は、木製のものを用意してみてはいかがでしょうか。