赤シートの効率的な使い方。暗記を効率化できるアイテムを活用しよう!
赤シートで勉強の効果を高めよう
緑色のマーカーや赤い文字を消すことができる赤シート。市販の参考書に付属していることも多く、学生の方にはおなじみのアイテムです。
赤シートを上手に使えば、人物名や年号、英単語など、暗記系の勉強の効率を大きく上げられます。
赤シートを使った勉強法のメリット
赤シートを使った勉強法には、2つのメリットがあります。
1つ目が、覚えたい情報だけピンポイントで暗記できる点です。重要なポイントだけ隠せるうえに、何度も繰り返し勉強できます。自分の苦手な部分だけ、集中的に暗記することも可能です。
2つ目が、手軽に勉強しやすくなる点です。赤ペンで覚えたい単語を書いたり、緑マーカーを引いたりすれば、自分だけのオリジナルの暗記ノートを作れます。
赤シートがあれば何かを書かずに勉強できるので、ペンを出す必要もありません。バスや電車の中など、通学中の隙間時間を勉強に充てられます。
赤シートを使った勉強法のデメリット1:暗記できても理解につながらない
勉強の効率化につながる赤シートですが、デメリットも考えられます。
赤シートで文字を隠すと、隠した部分を覚えることに注力してしまいます。例えば、江戸時代の徳川将軍15代の名前を赤シートで隠して覚えたとしましょう。
家康や秀忠、家光といった名前を覚えたとしても、誰が何を行ったのかまで覚えていなければ意味がありません。
単語だけを覚えるのではなく、全体の流れを理解する意識を持つことが重要です。
赤シートを使った勉強法のデメリット2:文字が読みにくくなる
覚えたい部分にマーカーを引くと、インクが裏写りしてしまうことがあります。赤シートを使わないでノートや教科書などを見る時に、文字が読みにくくなってしまう点もデメリットといえるでしょう。
また、あまり重要ではない部分まで赤ペンで書いたり、マーカーを引いたりすると、どこが本当に重要なのかわかりにくくなります。「赤シートで隠すと文字がほとんど見えない」といった事態にもなりかねません。
結果として、効率の悪い勉強方法になってしまいます。
重要なところだけマーカーを引くのがコツ
赤シートを使った勉強法のコツは、重要な単語だけマーカーを引いたり、赤ペンで書いたりすることです。前述のとおり、文章を隠しすぎるとどこが大事なのかわかりにくくなります。
教科書や参考書にマーカーを引くのであれば、最初から赤シートを使うのは避けましょう。教科書を読み込んで、どこが重要なのか理解したうえでマーカーを引くことをおすすめします。
また、赤シートで隠した単語を覚えるだけでは、問題を解けない場合があります。隠した単語を思い出す時に、関連することを一緒に思い浮かべるのも、勉強を効率化するうえでは重要です。
最初から赤シートを使う前提で勉強しよう
普段の勉強を、赤シートを使う前提で行うのも有効です。
例えば、重要な単語はあらかじめ赤色のペンでノートに書いておけば、赤シート用に別のノートを作る必要がなくなります。赤シートを使って、簡単に授業の復習をできるのもメリットです。
自分で答えを書き込むタイプの問題集や参考書も、赤ペンを使うようにしましょう。赤シートで答えを隠せるので、何度も問題集を繰り返せます。一問一答形式の問題集として活用することも可能です。
また、一般的な赤ペンだと、赤シートを使っても文字が透けて見えることがあります。赤シートで文字を隠したい時は、水性でオレンジ色のペンを使うのがおすすめです。
勉強を効率化できるのが赤シートの魅力
赤シートを活用すれば、手軽にオリジナルの問題集を作れます。通学中や休み時間など、ちょっとした隙間時間を勉強に充てることで、勉強を効率的に行えるのが魅力です。
一方で、単語の意味や内容、単語同士のつながりまで理解できていないと、問題を解けないこともあります。暗記で終わらせるのではなく、物事の意味を理解することが重要です。
効率的に暗記をするために、赤シートを有効活用してみてください。