成績アップは「隙間時間」の活用が鍵

友達との付き合いや塾、習い事など、学生生活は何かと忙しいものです。まとまった勉強時間が確保できずに悩んでいる方は多いかもしれません。

 

勉強時間を確保して成績アップを目指したい方におすすめなのが、「隙間時間」を活用する方法です。日常生活の中で無意識に過ごしている時間を有効活用することで、しっかりと効率的に勉強できるようになります。

 

隙間時間の見つけ方

効率的に勉強するには、隙間時間がどれくらいあるのかを把握することが大切です。まずは、自分の1日のスケジュールを細かく書き出してみましょう。「隙間時間なんてない」と思っていても、書き出してみると思いの外無駄な時間があるものです。

学生の人が勉強に充てられる隙間時間としては、次のようなタイミングが考えられます。

 

・登下校の電車内

・学校や塾の休み時間

・トイレ

・入浴時間

・のんびりとスマホやテレビを見ている時間

 

隙間時間を全て勉強に充てるのは難しいですが、上手に活用すれば、勉強時間を効率的に増やすことができます。

 

 

隙間時間に適した勉強法は?

一般的な勉強方法といえば、机に参考書やノートを広げるイメージがありますが、隙間時間での勉強には適していません。

隙間時間には、単語帳や参考書を使って暗記を行うのがおすすめです。用意するものが少ない暗記なら、通学中や休み時間でもすぐに勉強を行えます。

 

近年は、動画配信サイトや学習アプリで授業を視聴できる環境が整っています。スマートフォンを使ったり、動画を見たりできる環境にいる時は、スマートフォンを活用して勉強するのも有効です。

また、英語のリスニング音声も歩きながら聞くことができるため、隙間時間の勉強に適しています。

 

 

隙間時間で勉強するコツ1:いつでも勉強できる準備をする

隙間時間を使って効率的に勉強するには、いつでもどこでも勉強できるように準備しておくことが大切です。

ノートや単語帳、教科書、問題集など、持ち運びしやすい勉強道具を用意しておきましょう。持ち運びしやすい道具があれば、移動中のちょっとした時間でも勉強しやすくなります。

 

この時、書き込むことなく勉強できる教材を選ぶことが大切です。限られた時間や、狭い場所では、ノートを広げて何かを書き込むのが難しい可能性があります。

一問一答形式の問題集や単語帳など、ペンを使う必要がない教材を1つ用意しておくと安心です。

 

 

隙間時間で勉強するコツ2:やることは事前に決めておく

友人との待ち合わせなど、隙間時間は日常生活の中で意図せずに生まれることも多いものです。1回の隙間時間は短いため、すぐに時間が過ぎて何もできない可能性もあります。

 

隙間時間をより有効活用するために、やることは事前に決めておきましょう。例えば、「今週は時間ができたら英単語を覚える」「古文単語の勉強をする」などと決めておけば、すぐに勉強に取り組むことができます。

反復学習や勉強の習慣化、知識の蓄積につながる点もメリットです。

 

 

睡眠時間を削ってまで勉強するのはNG!

隙間時間を確保できないからといって、睡眠時間を削るのは厳禁です。記憶は、寝ている間に脳に定着するとされています。寝る間を惜しんで勉強した結果、記憶に残らないのでは意味がありません。

睡眠不足は思考力の低下につながる点も問題です。

 

また、隙間時間を全て勉強に充てるのも、勉強が長続きしない原因になります。スマホを手放したり、友達との時間をなくしたりするのも控えましょう。

「お風呂に入っている最中はゆっくりする」「スマホはこの時間に見る」などのルールを決めて、リラックスできる時間を設けることがポイントです。

 

まずは、通学時間は単語帳で勉強する、夕食前にその日の復習を軽く行うなど、できる範囲で隙間時間の勉強を習慣化してみてはいかがでしょうか。