効率的に勉強するには「姿勢」が大事!

学校や塾、自宅などで勉強に取り組む学生の方は、座って過ごす時間が自然と長くなります。長時間座り続けた後に肩こりや腰痛といった不調を感じる時は、勉強中の姿勢に原因があるかもしれません。

 

疲れやすくなる、集中力が続かないなど、悪い姿勢は勉強にさまざまな影響を及ぼします。効率的に勉強を行うには、勉強中も良い姿勢を保ち続けることが大切です。

 

良い姿勢で勉強するメリット

良い姿勢は、勉強にさまざまなメリットをもたらします。

 

1つ目のメリットが、集中力が続きやすくなることです。姿勢が良くなると胸が開くので、たくさん空気を取り込めるようになります。脳にたくさんの酸素や栄養が運ばれて集中しやすくなるため、短時間でも効率的に勉強を進めることが可能です。

 

2つ目のメリットが、眠くなりにくくなる点です。血流が良くなり脳に酸素が行き渡るので、眠気を感じにくくなります。

 

また、背筋を伸ばすと体に余計な力が入りにくくなるので、肩や腰にかかる負担を軽減する効果も期待できます。教科書やノートと目の距離を適度に保ちやすく、目が疲れにくくなるのもメリットです。

 

 

勉強中の正しい姿勢

勉強中も良い姿勢を保つことには、さまざまなメリットがあります。では、勉強中はどのような姿勢を心がければ良いのでしょうか。

 

椅子に座って勉強を行う際は、椅子に深く腰かけるようにしましょう。椅子や机の高さは、膝が直角に曲がるように調整してください。顎を軽く引いて、背筋を真っすぐ伸ばすことも大切です。

机と体の距離は握りこぶし1つ分程度開けるようにすると、息苦しさを覚えたり、猫背になったりするのを防げます。

 

部屋に勉強机を置くスペースがない時は、ローテーブルやこたつで勉強を行うこともあるでしょう。

床に座って勉強を行う際は、体の重心を少し前にして、お尻を引くような形で座るのがおすすめです。座布団やクッションを使うと、痛みを感じにくくなります。

椅子に座るよりも体に負担がかかりやすいので、こまめに姿勢を変えてみるのも有効です。

 

 

NGな勉強姿勢は?

避けた方が良い姿勢も知っておきましょう。

例えば、猫背気味になると呼吸が浅くなり、集中力が下がったり、疲れやすくなったりする原因になります。勉強中は、背筋を伸ばすことを心がけてください。

猫背になりやすくなるので、疲れたからと頬杖をつくのも厳禁です。

 

他には、寝転がったり、足を組んだりするのも、眠くなる、骨格がゆがむといった悪影響につながります。

 

 

姿勢を正すためのアイテムを活用するのもおすすめ

「良い姿勢で勉強しよう」と意識していても、長時間維持するのは難しいものです。気が付いたら姿勢が悪くなってしまう時は、アイテムを活用してみてはいかがでしょうか。

 

例えば、手元が暗く教科書やノートが見にくいと、どうしても姿勢は前かがみ気味になってしまいます。デスクライトを用意したり、部屋の照明器具を変えたりして、明るさを調整しましょう。

視力が悪い方は、勉強用のメガネを用意するのも効果的です。

 

また、クッションを用意したり、椅子や机の高さを調整したりするのも、姿勢の改善につながります。長時間座って疲れを感じた時は、立って勉強してみるのも有効です。

 

近年はパソコンやタブレットを活用して勉強する機会が多くあります。勉強にパソコンやタブレットを使う時は、目線を上げられるように、画面の角度を調整できるアイテムを用意してみるのもおすすめです。

 

 

適度に休憩も挟もう!

どれだけ良い姿勢を心がけたとしても、長時間勉強し続けると疲れてしまうものです。勉強中に疲れや姿勢の悪化を感じた際は、適度に休憩するようにしましょう。