早起きは三文の徳

学校の授業や部活、塾、習い事など、学生の1日は何かと忙しいものです。夜寝るのが遅くなり、朝早くに起きるのが難しいという方は多いかもしれません。

しかし、「早起きは三文の徳」ということわざがあるように、早起きには多くのメリットがあります。

 

例えば、起きてすぐは、脳がクリアな状態です。朝早くならテレビや友人からの連絡といった誘惑も少ないので、集中して勉強に取り組むことができます。

早起きすると夜も自然と眠くなるので、規則正しい生活習慣が身につく点も見逃せません。

 

また、入試や学校の定期テストは、朝の早い時間から始まります。普段から時間ギリギリまで寝ている人だと、テストの際に頭が働かない可能性もあります。

試験当日に実力を発揮しやすい点も、日頃から早起きするメリットです。

 

朝起きられない3つの理由

たくさんのメリットがある早起きですが、どうしても朝が弱くて起きられないという方もいらっしゃるでしょう。

朝起きられない原因としては、睡眠時間が短く寝不足になっている、ストレスなどで睡眠の質が低下している、夜型の生活に慣れているといったことが挙げられます。

 

睡眠時間が短かったり、質が悪かったりすると、早起きするのは難しくなるものです。早起きできたとしても、眠気に耐えながら1日を過ごすことになり、パフォーマンスが落ちてしまうかもしれません。

朝の目覚めが悪い方は、生活習慣を見直し、しっかりと睡眠時間を確保することが大切です。

 

 

早起きするコツ1:早く布団に入る

当たり前ですが、夜遅くに寝て朝早くに起きるのは難しいことです。早起きするために、できるだけ早い時間に寝ることを心がけましょう。早く寝た分早起きすれば、睡眠時間を削らずに朝の時間を有効活用できます。

 

休みの前日は夜更かしをしやすいですが、生活リズムがバラバラだと早寝早起きの習慣が身につきません。平日と休日で、布団に入る時間を一緒にすることもポイントです。

 

 

早起きするコツ2:コーヒーは夕方までに

就寝前に、コーヒーや紅茶、エナジードリンクといったカフェインが多く含まれた飲み物を飲むのは控えましょう。カフェインの影響で、寝つきや睡眠の質が悪くなる恐れがあります。

食事も、寝る3時間ほど前には済ませておくのがおすすめです。

 

 

早起きするコツ3:寝る前にスマホやテレビを見ない

寝る前にスマートフォンやタブレット、テレビ、ゲームなどを見るのは控えることも大切です。それらの機器が発するブルーライトには、脳を覚醒させる作用があるといわれています。

 

眠れなくて暇だからとスマートフォンを操作した結果、余計に眠れなくなることもあるでしょう。

少なくとも、寝る1時間ほど前にはスマートフォンなどの使用は止めることをおすすめします。

 

 

早起きするコツ4:朝やることを決めておく

何となく「早起きしよう」と奮起したところで、目的がなければすぐに挫折してしまうものです。早起きできたとしても、やることがなければ時間を無駄に消費してしまいます。

 

「問題集を1ページ進める」「英単語を10個勉強する」など、事前に朝やることを決めておくのも効果的です。目的を決めておけば、自然と早起きしやすくなります。

 

どうしても目的を見つけられない方は、自分が好きなことを朝にやるのも良いでしょう。ドラマや映画を見る、本を読む、ゲームをするなど、どんなことでも構いません。

好きなことをすると決めることで、早起きするモチベーションを保ちやすくなります。

 

 

早起きするコツ5:カーテンを少し開けておく

人の体内時計は、朝日を浴びることでリセットされます。目が覚めたらすぐにカーテンを開けて、太陽の光を部屋に取り入れるのもおすすめです。

 

防犯上の問題がない場合は、カーテンを少し開けた状態で寝る方法でも構いません。朝になると自然と室内が明るくなるので、目が覚めやすくなります。

 

朝は、勉強に集中しやすく、知識が定着しやすい時間帯です。1日を有意義に過ごすために、早起きの習慣を身につけてみてはいかがでしょうか。