テストができない原因を知ることが大事

子どものテストの点数は、多くの保護者が気にしているものでしょう。子どものテストの点数が良くない、学年が上がって点数が低くなったなど、何かしらの悩みを抱えている方もいらっしゃるはずです。

 

テストの点数を向上させるには、テスト勉強を行う必要があります。

ただし、ただ勉強をするのではなく、テストができない原因を把握したうえで、勉強を行うことが大切です。

 

テストの点数が良くない理由1:苦手を放置している

テストの点数が良くない、成績が伸びないといった悩みの理由として、苦手な部分を放置していることが挙げられます。

苦手な部分を放置していると関連する勉強も理解できずになり、テストの点数が悪くなってしまいます。

 

特に、算数のような知識を積み上げていく教科は、一度つまずくとその先の単元も理解できません。学年が進むごとに点数が悪くなる悪循環に陥ることも考えられます。

 

また、特定の分野だけ苦手な子どもが、教科そのものに苦手意識を持ってしまうこともあるでしょう。ある分野を勉強し直せば良いものの、教科自体に取り組むのが嫌になってしまい、点数が悪くなるケースも考えられます。

 

 

テストの点数が良くない理由2:テスト後の復習をしていない

テスト後に復習をしていないことも、テストの点数が良くない原因のひとつです。テストの点数を見るだけで、できなかった問題やあやふやな問題を放置すると、同じようなミスを繰り返す可能性があります。

 

 

テストの点数が良くない理由3:ケアレスミスが多い

似ている漢字と間違える、計算の順番を間違える、解答欄がズレていたなど、ケアレスミスも、テストの点数が悪くなる原因として挙げられます。

ケアレスミス自体はわずかな失点だとしても、積み重なることで点数に大きく響いてしまいます。

 

 

テストの点数が良くない理由4:読解力が不足している

国語に限らず、あらゆる教科において、テストの問題文は日本語で書かれています。文章を読み解くための読解力が不足していると、テストの点数を伸ばすことができません。

特に、算数の文章問題は学年が上がるほど読解力が求められます。

 

日頃から本や新聞などを活用して、文章を読み慣れておくことが大切です。

 

 

基礎を固めることがテスト勉強の基本

テスト勉強の基本は、基礎を固めることです。漢字の読み書きや算数の計算、各教科で使われる言葉、単位など、基本的な知識を固めることから始めましょう。

 

また、テストが終わった後は、見直しをすることが重要です。テストを見直すことで、自分がどのような問題を間違えやすいのか、何が苦手なのかといった点を把握できます。

 

例えば、計算の順番を間違えていることが多いとわかれば、計算のルールを勉強し直すことで、似たようなミスが減り、点数も伸びていくでしょう。

なぜ間違えたのかを把握することで、勉強した内容をより深く理解できる点もメリットです。

 

 

テストの範囲を確認しておこう

小学校のテストは、ひとつの単元が終わったタイミングで行われることが多いです。授業で習った内容を再確認して、どこを勉強すれば良いのかを確認しておきましょう。

例えば、算数で割り算を習ったのであれば、割り算の基本を確認しながら、演習問題にも取り組めば、得点アップが期待できます。

 

 

保護者のサポートも不可欠

小学生の子どもにとって、日々勉強に取り組むのは難しいことです。特に、苦手意識を持っている教科の勉強は、つらさを感じることもあるでしょう。

とはいえ、苦手な部分をそのまま放置すると、さらに勉強が苦手になってしまいます。

保護者の方から勉強を促すなど、サポートしてあげることも大切です。

 

小学校のテストは、子どもの学習状況を把握したり、モチベーションを高めたりする絶好のチャンスです。子どもに適した勉強方法で、テストの準備を済ませておきましょう。